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セイコーマート、もはや北海道の「インフラ」だ 過疎地域にも出店、その背景にあった「ドラマ」とは

松葉 純一

松葉 純一

2019.03.28 06:00
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「初山別」村をご存知だろうか? なかなか難読地名だが、「しょさんべつ」と読む。

北海道の北西部、日本海側に位置する小さな村だ。道民ならともかく、本州の人にはあまり知られていないかも......。主な産業は漁業で、タコとフグの漁獲量が多い。ハスカップ、ミニトマトなどの農産物でも知られる。

2014年12月、この初山別村にコンビニが開業し、話題となったことがある。セイコーマートである。過疎地域にもかかわらず出店を決めたことについて、ネット上に「こういうところに出すセコマさすが」「道民としてセコマ誇りすぎる」といった反応が出たのだ。

コンビニというと、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社を思い浮かべる人が多いだろうが、北海道だけは状況が違う。北海道で店舗数ナンバーワンは、セイコーマートだ。道内の隅々にまで積極的に店舗を展開しているセイコーマートは、顧客満足度でも1位を守り続けている。

開業から4年以上が経った現在、初山別村のセイコーマートはどんな状況だろう。Jタウンネット編集部は、2019年3月22日、セイコーマートの広報担当者に話を聞いてみることにした。

「このままでは村民が買い物難民となってしまう」
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