【速報】あのミミズク(置物)、見つけてきました
明るいうちに見ると、完全に...
中継映像とGoogleの「ストリートビュー」を何度も見比べること約1時間。ようやく、探し求めていたミミズク(置物)の場所を特定した。JR阿佐ヶ谷駅北口から、徒歩15分ほどの場所だ。
商店街を抜けて閑静な住宅街を歩いていると、見覚えのある場所にたどり着いた。おそらく、ここだろう。そう思ってカメラを構え、ズームしてみると――。
いた。
心の中で思わずガッツポーズしてしまった。「あの」ミミズクだ。
明るい時間帯にじっくり眺めて見ると、年季が入っているのか元々のデザインなのかわからないが、ところどころ茶色い部分が。ハッキリ言おう。カメラでズームしてみると、置物にしか見えない。
念のためだが、Nスタの取材班は夕方17時過ぎに中継をしていた。周囲が暗いと、本物のミミズクに見えてしまうのかもしれない。確かに、それくらいのリアルさはある。
さらに言えば、取材班は長い間ミミズクを追い求めていた。この置物を見つけて、興奮のあまり勘違いしてしまう気持ちも理解できる。
念のため、近くを散歩していたおばあさんに「マンションの上に何かいるの見えますか?」と聞いてみると、
「あら、大きな鳥がいるわね。今にも動きそうな様子だけど」
と驚いた様子だ。
置物だと伝えると、「置物だという先入観がなければミミズクにみえるわねぇ」と笑っていた。地元の人でも、うっかりすると本物と勘違いしてしまうらしい。それだけ精巧だということだ。
ちなみに、Googleマップのストリートビューには、過去の撮影写真が見られる機能がある。ためしに2013年9月撮影写真を覗いてみると、この時からミミズクの置物は鎮座していた。
取材の帰り際、ふと思い出したのは、TBS中継レポーターの「見えますか?ミミズクですよ。ジーと止まっていますよね。我々これを見つけるのにどれほど苦労したか...」という言葉だ。もし、この発言を訂正するなら、
「みなさん見えますか?ミミズクの置物ですよ。地元の人でも勘違いするくらいリアルなんです。そしてこれ、5年以上前からあの場所に鎮座しているんです」
になるだろうか。そんなことを考えながら、帰路についた記者だった。