1万7000冊以上も未返却!「松本清張全集」が盗まれた!図書館の悲鳴が止まらない
2018.10.29 06:00
防犯対策に4000万円
それ以外にも図書館に大きな損害を与えているのが窃盗事件です。北九州市立中央図書館では、9月に「松本清張全集」62冊が盗まれるという事件が起こりました。
この事件のあと、北九州市立中央図書館では、本にICタグをつけたり、出入り口に専用ゲートを設置したりなど防犯対策をしました。費用は総額4000万円を超えました。もちろん、市民の税金が使われています。
図書館では、本の延滞や窃盗だけではなく、本を傷つけるという事件も起こっています。本を買うより借りた方がいいと利用する人も多いので、やはり厳しいルールも必要とされています。公立図書館の本は税金が使われているという認識が薄いのか、扱いが雑なのは以前から気になっていました。延滞や本を傷つけた場合は、罰金にするなどの対策も必要なのでしょうが、公立図書館はお金の徴収は禁止されているそうなので、歯がゆいところですね。(ライター:ぴよこ)