ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

都内で「カープ応援酒」を見かけるようになって、広島出身記者は狂喜乱舞してます

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.06.23 20:00
0

応援しているチームのグッズをついつい買いたくなるのがファン心理――と以前「計算能力以上に『カープ愛』が求められる 背番号で学ぶ『℃℃℃ドリル』をやってみた」でも同じようなことを言った広島出身のJタウンネット記者だが、今回もそういう話である。

前述の記事冒頭、記者は近所のスーパーでカープチューハイが売っており、それをしばしば買っていると書いている。そのときは深く考えてもいなかったのだが、その後、神奈川在住の同僚から、「カープハイボールが近場のショッピングセンターで売ってたので、喜ぶかと思って買ってきました」と渡されたのだ。

記者は都内、同僚は神奈川。しかし手にしているのは同じ中国醸造(広島県廿日市(はつかいち)市)から出ている「カープ応援酒」シリーズである。ひょっとして、首都圏で今、カープ応援酒がブームなのだろうか。

少なくとも記者の中ではブーム(2018年6月、記者撮影)
少なくとも記者の中ではブーム(2018年6月、記者撮影)

以前から飲食店では見かけていたが

「カープ応援酒」の説明をしておくと、中国醸造から販売されているその名の通り、カープ仕様の酒類のことだ。「レモン」「ピンクグレープフルーツ」「うめ」の3種類があるカープチューハイのほかに、カープハイボール、カープ梅酒。さらに「カープびいき」という芋焼酎と日本酒が存在する。

広島駅のお土産コーナーなどで見かける、実にわかりやすい広島感溢れるアイテムだが、別に都内で見かけることが皆無、入手難易度が高いというわけではない。

開けるとほのかにマツダスタジアムの歓声が聞こえたり聞こえなかったり(2018年6月、記者撮影)
開けるとほのかにマツダスタジアムの歓声が聞こえたり聞こえなかったり(2018年6月、記者撮影)

広島ブランドショップ「TAU」(中央区銀座)をはじめとするアンテナショップではもちろん、広島風お好み焼きなどの都内にある広島系の飲食店では、店内に「カープびいき」などが並んでいることが少なくない。記者がよく行くお好み焼き店でも「カープびいき」とチューハイが常備されている。

ほろ酔いで撮影しているので不鮮明な画像だが...(都内のお好み焼き店にて記者撮影)
ほろ酔いで撮影しているので不鮮明な画像だが...(都内のお好み焼き店にて記者撮影)

さらに、中国醸造のオンラインショップでも取り扱っているので、外食時でなくとも楽しむこともできる。とはいえ、都内在住の記者が「今日はカープチューハイを飲むぞー」と思い立ち、コンビニやスーパーに行くと買えるというものではない。はずだった。

しかし、今現在記者は帰宅時にスーパーでカープチューハイ(レモン)を購入し、晩酌に消費している。神奈川でも販売されているということは、記者の気づかぬうちに首都圏で一般的になりつつあるのだろうか。だとすると、カープの消費への貢献は相当なものだ。

まずはメーカーに聞いてみた

早速、Jタウンネットは製造販売元である中国醸造に取材を行った。やはりリーグ連覇でカープファンも激増、首都圏での「カープ応援酒」シリーズも需要増となったのか。

「広島県外への出荷量に地域差がある、ということはなく、首都圏だけ伸びているわけでもありません。ここ数年で大きくは増えているわけではないので、リーグ優勝や連覇が影響していることはないかと思います」

担当者から寄せられた回答は、意外な内容。オンラインショップでの注文は約3割が首都圏からのようだが、これは分母が大きい分消費者も多いから、と思われる。また、県外で需要が多いのは基本的にカープを応援している飲食店からで、小売店もアンテナショップが中心とのこと。

「他地域でのカープファンの方々の増加により、需要が少しずつ増えつつあることは実感しております。カープが勝った日は売り上げが増加することもあります」

ちなみに、人気商品はカップ酒タイプの「清酒 うまいじゃろ カープびいき」とカープチューハイシリーズのようだ。

仕入れ担当がめっちゃファンだった

中国醸造からの回答を見る限り、首都圏で「カープ応援酒」が激増しているわけではないようだ。では記者の近所のカープチューハイは何なのだろうか。これはもう店舗に確認するしかない。スーパーに赴き聞き込み(?)を行うと、酒類の仕入れ担当者が匿名で話してくれた。

「あまり大きな声では言えないんですが、私がめっちゃカープファンだから仕入れました」

食品を扱うのでカープ応援グッズを仕入れるわけにはいかず、何かカープらしいものをと考えて目についたのが、カープチューハイだったわけだ。

「大々的に『カープ応援酒あります!』と打ち出すのは店舗のカラーとも合わないので、ひっそりと広島の名産品ということで、各地の地ビールや名酒に紛れて置いています。定期的に購入されているので、量は多くないですが仕入れは続けていますよ」

確実に記者が購入している分が貢献しているはずだ。

この組み合わせにすると無限に飲んで食べられる(2018年6月、記者撮影)
この組み合わせにすると無限に飲んで食べられる(2018年6月、記者撮影)

肝心のカープチューハイ(レモン)の味だが、爽やかなレモンのチューハイである。癖がなく甘さも強すぎないので食中酒にもいいし、もちろんカープの試合を見る際のお供としてもいい。まるか食品(広島県尾道市)の「イカ天瀬戸内れもん味」との相性も非常にいいので、是非2品を揃えてご賞味いただきたい。

PAGETOP