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「ア、バアバアバアバ、アババババ、アババババ、」 中原中也記念館の駐車場に呪文のような展示

野口 博之

野口 博之

2018.03.09 20:00
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駐車場に作品があり、来場者は「何だろう」と興味を示す

「中也の恋人だった長谷川泰子が生んだ子に、中也は茂樹と命名している。本作の作者は、詩集と刺繍を掛け合わせる言葉遊びと共に、退廃的イメージが先行する中也の、根源的で人間的な優しさに光を当てている」

つまり、幼い茂樹のことを思う中也の優しさが奇妙な言葉の中に垣間見えるということのようだ。

中也の言葉を使った現代アート作品について、中原中也記念館の原明子学芸員は3月7日、Jタウンネットの取材にこう話した。

「原井先生が網目の柵をご覧になって、『ここに作品を設置したら面白い』と提案されたのがきっかけです。作品は、丸1日かけてお作りになっており、かなり手が込んでいます。来館された方は、駐車場に作品があるのにびっくりして、『何だろう』と不思議がるようですね」

なお、この作品は、屋外に展示されているため、入館料を支払わずに無料で見ることができる。

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