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恵方巻論争、2018年も燃えた! 「食べない派」は年々減ってるけど...

Jタウン研究所

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2018.02.09 06:00
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「今年も食べない!」は大幅に減少?

全国の結果を比較してみよう。下の図は、2014年、2015年、2018年の結果を棒グラフにして並べたものだ。

「節分に恵方巻、食べますか?」調査結果(Jタウンネット調べ)
「節分に恵方巻、食べますか?」調査結果(Jタウンネット調べ)

「今年も食べる!」と回答した人の割合は、2018年は30%。2015年の結果から、わずか0.1ポイントしか増えていない。一方で「食べたことはあるが、今年は食べない」と回答した人は21.3%と、15年の14.3%から大幅に増えた。また「今年も食べない!」と回答した人は43%と、15年の53.9%から逆に大幅に減少している。また、「食べたことはあるが、今年は食べるかも」という人は15年の1.9%から18年は5.7%と増えた。

つまり「食べない!」と宣言した人は、明らかに減っているのだが、「今年も食べる!」と言い切った人はほとんど変わっていない。「食べない!」人が減った分だけ、「食べたことはあるが、今年は食べない」人と「食べたことはあるが、今年は食べるかも」が増えたことになる。なんとも微妙な数字である。

しかし「食べない!」人が減った分、大手スーパー、コンビニの販売キャンペーンは、着々と成果を上げていると言えるだろう。

2018年の東京の結果を、詳しく見てみよう。

2018年、東京都の結果(Jタウンネット調べ)
2018年、東京都の結果(Jタウンネット調べ)

「今年も食べる!」とした人は26.4%で、対する「今年も食べない!」は43.4%に達する。「食べたことはあるが、今年は食べない」も22.5%となり、「食べない」派は合せて65.9%と約3分の2を占める。全国調査の数字にほぼ近い結果と言えるだろう。

炒り豆と恵方巻(sakura_chihaya+さん撮影、Wikimedia Commonsより)
炒り豆と恵方巻(sakura_chihaya+さん撮影、Wikimedia Commonsより)

一方、大阪の結果を見てみよう。大阪は恵方巻の起源とされている。スーパー・コンビニなどから始まって、20年ほどで全国に広まったと言われている。

2018年、大阪府の結果(Jタウンネット調べ)
2018年、大阪府の結果(Jタウンネット調べ)

その大阪府民に恵方巻を食べるかどうか尋ねたところ、「今年も食べる!」とした人が56.1%でもっとも多かった。今年は食べないが、「食べたことはある」という人も17.1%で、「食べる」「食べたことはある」が73.2%に達した。「今年も食べない!」人は24.4%に留まった。やはり大阪では恵方巻の人気は根強いようだ。

だが全国規模ではどうか? 前述したように、販売キャンペーンもあって、減っているとはいえ、「食べない」派の抵抗はまだまだしぶとい。

「いい加減やめればいいのに」「豆まき...で十分」
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