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大人向け選書100冊、ガチすぎて大反響 米子市立図書館の碩学司書「もっと攻めたかった」

野口 博之

野口 博之

2017.12.06 06:00
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紹介したツイートに、1万3000件以上も「いいね」

ツイートしたのは、ロックバンドの音楽活動をしている「oono yuuki」さんだ。「oono」さんは2017年12月2日、米子市立図書館で働いている叔父が本の紹介ページを作ったとして、100冊のリストが掲げられたページをリンクした。

それを見ると、ドイツの哲学者ヘーゲルの古典的名著「精神現象学」から始まり、哲学、批評、民俗学、文化人類学、現代思想、内外の小説、音楽、漫画批評など様々なジャンルの大人向け図書が並んでいる。

有名なところを挙げれば、ガルシア・マルケス「百年の孤独」、中上健次「枯木灘」、ナボコフ「ロリータ」、ル・グウィン「闇の左手」、ハンナ・アーレント「人間の条件」など。米子市出身者として、宇沢弘文「社会的共通資本」などもリストに入っている。各図書には、それぞれ簡潔な書評も付けられている

「大人のための100選」は、11月1日から1階カウンター近くに特設コーナーが設けられ、18年1月末まで図書が展示されている。

「大人のための100選」特設コーナー(写真は、米子市立図書館提供)
「大人のための100選」特設コーナー(写真は、米子市立図書館提供)

「oono」さんのツイートには、12月5日夕現在で1万3000件以上も「いいね」が付いており、100冊の選書内容に絶賛の声が続々寄せられている。

「読まれないと思っていたので、とても驚いている」
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