ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

【平成ノスタルジー図鑑】サザエボン/長谷川・赤塚両サイドから怒られた伝説のパチモン

平成ノスタルジー学会

平成ノスタルジー学会

2017.03.12 11:00
0
「昭和ノスタルジー」があるなら、「平成ノスタルジー」もきっと来る。
というわけで、将来この時代の象徴として語られるであろうアイテム、文化、人物などを、平成も終わらぬうちから紹介するのが、この「平成ノスタルジー図鑑」である。

【サザエボン】

筆者蔵。比較的新しそうな見た目なので、あるいはブーム後に作られたものかもしれない。
筆者蔵。比較的新しそうな見た目なので、あるいはブーム後に作られたものかもしれない。

平成7年(1995年)、大阪界隈で突如ブームになったのが、サザエさんとバカボンパパを合体させたパロディーキーホルダー「サザエボン」。

あまりに売れすぎたため、長谷川・赤塚両サイドから訴えられた上、韓国からコピー商品がなだれこみ、平成12年(2000年)にメーカーは倒産。誰も幸せになれなかった。

ちなみに、このパロディーの元祖は、なんとダウンタウンの松本人志さんという説が。関西ローカルの番組で同様のイラストを披露したことがあるんだとか(ガキ使のフリートークで言及している)。

補足:パチモンのパチモンのパチモンの...

当時の記事によると、元々は大阪のある露天商がハンドメードで売っていたものを、福岡の企業が「パクって」、大量生産を始めたものだという。

しかしその露天商のアイデアも、上記の説が正しければ松本さんの「パクリ」ということになるし、そもそも松本さんからしてサザエさんとバカボンの「パクリ」なのだから、この件はパチモン/パクリが何重にも連なっているわけである(そして、韓国の会社がさらにこれをパクっている)。

右の方がやや造形が細かいが、塗りは雑。こちらがいわゆる「福岡版」かもしれない。
右の方がやや造形が細かいが、塗りは雑。こちらがいわゆる「福岡版」かもしれない。

なお、筆者の手元には2つの「サザエボン」があるが、よく見ると微妙に違う。顔の形とか、髪型の処理とか......。どうも、異なるラインで作られたものらしい。

「福岡版」と「韓国版」の違いなのか、それともさらに別のルートがあったのか。パチモンの闇は深い。

あなたの「平成ノスタルジー」を投稿してください

あなたも一緒に、「平成ノスタルジー図鑑」を執筆しませんか? 人物、商品、文化など、「平成」を感じる懐かしい、あるいは今後懐かしくなるであろうものについての投稿をお待ちしています。テーマと解説文(200字以内)、あなたのペンネームを明記して、toko@j-town.netまでお送りください。

採用者にはAmazonギフト券300円分、またご自身で撮影した写真がある方には、同500円分をプレゼントするとともに、「平成ノスタルジー学会」のメンバーとして認定します!

heisei.jpg

平成ノスタルジー学会

平成という時代を後世に語り継ぐべく、懐古厨のニュースサイト編集者たちがノリで立ち上げた組織。「第1回webメディアびっくりセール」では「平成ノスタルジー図鑑 ver 0.1」を頒布しひっそりデビュー。現在メンバー募集中。
PAGETOP