神社初!? 「御朱印AR」スマホをかざすと神様が映る...福岡・紅葉八幡宮
昨今、寺社の御朱印収集がブームになっているが、福岡県の紅葉八幡宮の「御朱印AR」が斬新だと注目を集めている。御朱印とAR(拡張現実)を掛け合わせたスマホアプリで、カメラをかざすと画面の中に神様が登場する。
神社界初の試みと思われるこのアプリ、どのように生まれたのだろう。Jタウンネット編集部は2017年1月10日、紅葉八幡宮の宮司様に話を聞いた。
スマホの中に神様が登場!
「御朱印AR」は紅葉八幡宮の西新遷座350年目の記念事業として、2016年11月27日の「もみじ祭」から公開している。
「(紅葉八幡宮の)ホームページを作ってくれている方と話をしているときに、御朱印を受ける人が多いことが話題になりまして。御朱印めぐりをするだけでなく、神社のことを知ってもらいたいという思いからARで興味を持ってもらうことを思い付きました」
アプリを起動すると、厳かな音楽と共に紅葉が舞う。御朱印にカメラをかざすと「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」という宮司様の肉声が響いて神様が呼び出される。神様をタッチするとアクションを見ることができるほか、ご祭神の話を読むことができる。
「デザインしていただいた神様を、ああでもないこうでもないと言いながら作り上げました」
制作には約半年かかったという。ちなみにアプリに登場する宮司様も「だいたい私」だそうだ。
お宮には「御朱印をお求めになる人も多く、ARを知って来てくださる人もいらっしゃる」とのことで、御朱印初穂料は300円、オリジナルの御朱印帳は御朱印初穂料含め1300円。アプリは公式ホームページから無料でダウンロードすることができる。