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ソ連、日本人捕虜にウズベキスタンで劇場を作らせる→地震→日本人が建設した劇場は無傷→現地に親日家が増える

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2016.10.09 07:09
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[ちちんぷいぷい‐毎日放送]2016年9月26日放送の「Today's voice」のコーナーで、東京五輪に向けたホストタウンが紹介されていました。

ホストタウンとは、自治体が東京五輪参加国の選手団を受け入れ、練習や宿泊などをサポートし、地域の活性化を図るというもの。近畿地方では京都府で3件、兵庫県で3件、滋賀県で2件、奈良県で3件、和歌山県で2件の登録があります。

シベリア引揚を担った舞鶴港と親日国のウズベキスタン

第二次世界大戦後、ソ連やシベリアで多くの日本人捕虜が強制労働を強いられた「シベリア抑留」。ウズベキスタンの首都にあるオペラ劇場・ナヴォイ劇場も日本人捕虜が建設したもののひとつです。

ナヴォイ劇場(Aleksandr Zykovさん撮影、Flickrより)
Opera and Ballet Theatre named after Alisher Navoi, Tashkent

1966年ウズベキスタンの首都を襲った直下型大地震では、多くの建物が倒壊。しかし、日本人が建設したナヴォイ劇場だけが無傷だったことから、ウズベキスタンでは親日家が多いといいます。

シベリア引揚に関わりのある舞鶴市では、このエピソードを知り、市民レベルの交流が国家間の明るい未来に発展すると期待し、ウズベキスタンのホストタウンに登録しました。

市担当者は「東京五輪の際には、ウズベキスタン選手団が舞鶴で練習し、獲ったメダルを披露してもらえたら、とてもうれしい」と話します。

選手団の受け入れは両者の合意で実現します。東京オリンピックを機に、舞鶴市とウズベキスタンが深い絆を築けたらいいですね。(ライター:青空繭子)

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