西のぼんち揚VS東の歌舞伎揚! 愛好者の境界線は何県にある?
「地元」ではそれぞれ高支持率...と思いきや
全国的には、ぼんち揚が55.1%、歌舞伎揚が41.4%で、ぼんち揚がやや優勢という結果になった。
歌舞伎揚と比較して薄めの味付けとソフトな食感が、現代の日本人の好みにあったのだろうか。
歌舞伎揚を製造している天乃屋の公式サイトには、
「現在の歌舞伎揚は、皆様の嗜好の変化に合わせて、ソフトに仕上げるようになり...」
という1文があるため、ソフトに仕上げるのが近年のトレンドのようだ。
地域ごとの分布を見てみると、ぼんち揚は関西を中心に22府県で優勢で、歌舞伎揚は関東を中心に、同じく22都道県で支持を集めた。境界線となっているのは東海地方で、それより東は歌舞伎揚、西はぼんち揚が優勢な地域が集中した。
また、両者が拮抗した地域が2県あったため、実質的な人気の差はかなり小さいと言える。
差を付ける原因となったのは最多得票数を誇る東京都での投票で、歌舞伎揚の地元であるにも関わらず、ぼんち揚が55.8%を獲得。過半数からの支持を集めた。
東京都での人気を伸ばした背景には、2014年の日清食品との業務提携以降、ぼんち揚が関西以外にも進出したことが考えられる。