東京メトロの新・案内表示、一足早く導入の「霞ケ関駅」では今しか見られない光景が...
新旧の案内表示器が夢の共演
それに比べ、現行タイプはレトロな雰囲気。見慣れたこの案内表示器もそのうち見られなくなると思うとちょっぴり寂しいが、新たに生まれ変わったのはまだほんのわずか。8月5日現在、新型タイプは日比谷線霞ケ関駅の中目黒方面行きの3番線ホームのみ。反対側4番線の北千住方面行きは現行タイプのままなので、新旧両方を楽しむことができる。
さらに、新しく生まれ変わる途中の「さなぎ」状態を見ることもでき、ひとつのホームで3種類の案内表示器を一度に味わえる。今しか見ることができない光景は、鉄道ファンでなくても一見の価値があるだろう。
東京メトロは「海外からのお客様にもわかりやすい駅づくり」に取り組んでおり、行先案内表示器のリニューアルもそのひとつ。表示言語はこれまでの日本語、英語に加え、中国語(簡体字)と韓国語にも対応する。
新しい案内表示器は今年度中に日比谷線、千代田線、半蔵門線の各駅で導入が進められる。銀座線、丸ノ内線、東西線、有楽町線、南北線、副都心線は2019年度までに全駅への設置が完了する予定だ。