ひな祭りのお菓子といえば?→名古屋「おこしもの」 岡崎「いがまんじゅう」 豊田「からすみ」
2016.03.13 07:48
同じ豊田市でも違うひな菓子
豊田市稲武周辺では、道の駅でも売られているというご当地ひな菓子。
これを作っているという大野瀬農産物加工所に伺ってみると「からすみ」を作っているといいます。
からすみとはボラの卵巣を塩漬けした珍味ですが、愛知県の中でも特に山深いこちらで、なぜからすみなのでしょうか?
珍味のからすみは子宝の象徴とされていますが、海から遠いため、せめてからすみに似たひな菓子で子供の成長を祈ったのが始まりだとのこと。
一方足助では、お雛様を見に来た子供にひな菓子をあげる「がんどう」という風習が残っています。
そこで配るのが切った竹筒をつぼに見立てた「つぼんこ」というお菓子で、ほのかな竹の香りと、中に流し込んだ寒天のやさしい甘さが絶妙なんだとか。