石川県のお雑煮の餅は「四角」と「丸」半々...そこには歴史的な理由が
2015.12.26 07:15
石川県はちょうど境目
金沢市内の人は、「四角」と答える人が多いのに対し、能登地方・加賀方面の人は「丸」と答える人が多く、日本の丸と四角の境目がちょうど県内のこの辺りに存在するようです。
もともと「丸」は神の象徴を表し、神様への信仰でお餅は丸いものが主流でした。しかし、武家社会の影響でで四角い餅が広がっていったそうです。
四角い餅は、持ち運びに便利で、のし餅にして切ると作りやすいのがその理由です。
手間ひまかけて作る丸い餅が、覆されたのは江戸幕府のころからで、石川県では珠姫がお輿入れした頃に伝わりました。ですので、城下町である犀川と浅野川の間の地域では、四角い餅を食べる人が多いようです。
丸と四角の理由には、江戸文化の影響があったのですね。(ライター:りえ160)