土用の丑の日! 話題の珍ドリンク「うなぎコーラ」、実際に飲んだ感想は...?
本日、土用丑の日――。江戸時代中頃に活躍した発明家・平賀源内が考案したこの宣伝文句が、現在まで続く「土用の丑の日にウナギを食べる風習」の始まりだとされる(諸説あり)。かの有名な「エレキテル」をはじめ、数々のトンデモ発明で知られる奇才・平賀源内の思いつきがなければ、私たちがウナギを食べる機会はもっと少なかったかもしれない。
しかし、そんな源内先生もビックリのチャレンジ商品が、2015年7月21日に静岡で発売されたという。それは、「変わり種」の地サイダーを手がける木村飲料が開発した、地元・静岡の特産品であるウナギを使用した炭酸飲料「うなぎコーラ」だ。
というわけで、2015年の「土用の丑」である7月24日に向けて、Jタウンネット編集部が「うなぎコーラ」を飲んでみた。
「飲むうなぎ」を堪能
「食べるのではなく飲む!そんなうなぎもありでしょ」というコピーで売り出された「うなぎコーラ」は、本物のウナギから抽出した「うなぎエキス」を使用、「かば焼き風の香り」も再現しているという。当初は静岡県内でのみ販売予定だったそうだが、あまりの話題に急きょ全国販売を決めたという。
そのインパクトと挑戦心に心惹かれた人が多いのか、発売以来全国的に品切れの状況が続いているようだ。Amazonでも「在庫切れ」で、再入荷予定は未定だという(7月23日現在)。今回は、いち早く「うなぎコーラ」の大量入荷を決めたという秋葉原のタコスショップ「BLAISE」で購入できた。
赤いキャップが特徴的なボトルはなんだか「蒲焼のたれ」のようにも見える。さっそくグラスに注いでみると、慣れ親しんだコーラのあの匂いが漂ってきた。いまのところ、見た目・匂いともにウナギ要素は見当たらない。やはり、飲んでみないと分からないのだろうか。
実際に飲んでみると――、普通においしい。思ったよりもコーラ分が強めで、あまりウナギ感は強くない印象だ。弱めの炭酸で、なんだか昔懐かしい味わいのコーラといった感じである。しかし、飲み終えたあとの口の中には「どこか生臭いような感じ」が残る。確かに、言われてみると少しウナギっぽいような気も......。
どれだけ「ウナギ感」を得られるかには個人差がありそうだが、実際にウナギのエキスが入っているのは間違いない。240ml 入りで税込206円と価格もお手頃なので、「土用の丑の日だけど、ちょっとフトコロが寂しい......」といった方にもオススメできそうだ。