AKB48の公式アイドルグループとして誕生した乃木坂46。メンバーがお披露目されたのは2011年8月22日で、まもなく4年を迎える。彼女たちが所属するソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、妹分グループとして、「鳥居坂46」の1期メンバー募集を2015年6月28日から開始した。 乃木坂46メンバーにとっても晴天の霹靂だったようだ。モバメで「鳥居坂46!! なにそれ! すごい!」と中田花奈さんがつぶやいたり、同日開催された乃木坂46の舞台「じょしらく」千秋楽で、衛藤美彩さんがアドリブでネタにしたりしていた。 乃木坂は東京メトロ千代田線の駅名になっているくらい有名な場所だ。東京のどの辺に位置するか説明する必要はあるまい。しかし鳥居坂と聞いてピンとくる人はあまり多くないのではないか。 なぜSMEは鳥居坂という地名から新グループ名を名付けたのか。その理由を探るべく、Jタウンネットは現地に向かった。 鳥居坂(編集部撮影) 鳥居坂の住所は港区麻布五丁目。鳥居坂下交差点から六本木五丁目交差点方面に向かって北に上る道にある。 最寄りは東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線麻布十番駅。坂の右側にはシンガポール大使館があり、さらに進むと東洋英和女学院高等部がある。 「六本木」というと外国人が集まる雑多な街という印象だが、鳥居坂界隈は比較的平穏な高級住宅地である。 鳥居坂下交差点 シンガポール大使館 東洋英和女学院の校舎 なぜこの場所が選ばれたのか。乃木坂46はシングル発売の都度、表題曲を歌う選抜制を導入している。16~18名の「選抜組」はメディアの露出が多いが、それ以外の「アンダー組」は活動の場が限られていた。 転機となったのが2014年7月から始まった「アンダーライブ」。AKB48グループと異なり、乃木坂46は専用劇場を持っていない。ライブの経験値の低さはアイドル通から指摘されていた。 ライブ会場の一つとなったのが、鳥居坂にある「Zeepブルーシアター六本木」。アンダー組はここで経験を積み、独自の存在感を出し始めた。 Zeepブルーシアター六本木の入口 選抜組は1・2名を除き毎回同じメンバーが選ばれている=固定化されている。乃木坂の現メンバーは37名で、まだ9名の枠が余っている。SMEが新しい「坂」の結成を決めたのは、よりライブ活動を重視したグループを育てたいのだろうか。 ファンの一部は「芋洗坂はどう?」という意見も このニュースが流れた28日。ネットでは「芋洗坂46」の方がいいのでは? という声も上がっていた。 芋洗坂は六本木交差点から鳥居坂へ向かう途中にある。インパクトのある名前ではあるが、どうしても係長を連想してしまうのと、怪しい風俗店も出店している。「週刊プレイボーイ」(集英社)に連載を持つ乃木坂46としては、いろんな意味でよろしくない。 芋洗坂から見た六本木交差点 芋洗坂沿いにある風俗店 成功を祈る絵馬が乃木神社に早速出現 鳥居坂から北西に約1.5キロ離れた乃木坂を訪れた。やや傾斜のきつい鳥居坂と異なり、ゆるやかな坂だ。 乃木坂 グループ名の由来となったSME乃木坂ビルも近くにある。 乃木神社を参拝する。夏越の大祓いのため、鳥居に大きな茅の輪が飾られている。 乃木神社の茅の輪 奉納された絵馬を見た。下の画像の右上には「鳥居坂46の成功をお祈りします」と書かれている。SME関係者だろうか、それとも乃木坂46ファンだろうか。まだメンバーも決まっていないというのに。 その左隣の絵馬には「乃木坂紅白出場」「乃木坂劇場作って下さい」という願いが書かれている。やっぱりアイドルファンはライブステージを見たいのだ。