道が...ない!? 横浜市内になぜかある「未完成交差点」に行ってみた
突然の断崖絶壁が歩行者を襲...うことはないけど
京浜東北線・東神奈川駅から、京急に乗り換え、探検隊が降り立ったのは「神奈川新町駅」だ。
問題の歩道橋は、駅を出てすぐ、第一京浜(国道15号)をまたいで立っている。
2014年に完成したばかりとまだ真新しく、エレベーターも備えたバリアフリー仕様、一見するとどこにも問題はなさそうなのだが。
実際に渡ってみると、アレといわれる理由がすぐわかる。なんと――。
通路が、途中でぷっつりぶった切れているではないか。
一応鉄パイプで簡単な柵が設けられているものの、完全な断崖絶壁状態である。
横から見ると、その異様さがよくわかる。続くべき道が、まるで途中から消失してしまったかのような奇妙な風景――。工事中ならまだわかるが、すでに一般に使われている歩道橋がこんな状態なのは、なんとも珍しい。ほとんど「トマソン」の領域のような......。
筆者がこの歩道橋の存在を知ったのは、ツイッターで先ごろ話題になった下記の投稿からだ。
神奈川新町の通称「歩きながらスマホいじって前見てないヤツ転落殺害トラップ歩道橋」さすがにあまりにも危険すぎるからか簡単柵がようやく設置された...... pic.twitter.com/fIfh1SjP3d
— 頭巾ソド子最高ォ????('ω') (@ginkiha) 2015, 5月 20
行ってみればわかるが、実際には前述の柵以外にちゃんとフェンスもあるので、うっかり落ちるようなことはさすがにない。とはいえ、そのインパクトは強烈だ。
神奈川新町駅前では再開発計画が動いており、この歩道橋の「未完成部分」は、新たに誕生する駅ビルとの直結を前提として作られた。ただ、その肝心の再開発の方が進まないために、こんな中途半端な形で放置されてしまっているらしい。