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シルエットが個性的。岡山名物「バクダンキャンディー」にツイッター騒然

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.18 17:00
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親からもらったこづかいを握りしめ、近所の駄菓子屋や土産物屋に友達と通いつめる――。男子なら誰もが一度は経験する懐かしい思い出だ。
ターゲットである子供の人口が減少していることから、コンビニやスーパーに進出した商品を除けば、デザインと味、そして販売エリアは昔のままだったりする。

岡山県の「バクダンキャンディー」もまた、他所ではほとんど知られていない駄菓子の1つだ。
2015年5月18日放送の「ZIP!」(日本テレビ系)で取り上げられたところ、地元民は「県内限定だったんだ......」と驚き、他県民は「なんだこのシルエットは??」とテレビの前であ然となった。

食べる前のバクダンキャンディー(Chen4さん撮影、Wikimedia Commonsより)
食べる前のバクダンキャンディー(Chen4さん撮影、Wikimedia Commonsより)

岡山県人には当たり前すぎる駄菓子

きっかけは、地方出身者が学生の4割を占める中央大学で、番組スタッフが学生にインタビューしたこと。多摩キャンパスを歩いていた岡山出身の女性が、「(東京に)バクダンキャンディーがなくて驚きました」と発言したのだ。

「ゴムの中に入ってて......」
「先っぽ切ってチューって食べる」

一緒に歩いていた関東出身の女友達2人は、そんなものがこの世の中に存在するのかと言いたげな表情を浮かべて、「どういうこと??」とつぶやく。

しかし、岡山県人の間では地方菓子という認識がないほどメジャーな氷菓だった。

元祖は新見市の満奇洞観光ドライブイン。ゴム製容器に入っていて、サイズは小さなバナナ程度。チューペットと同じように、先端をハサミなどでカットして、中身を吸って食べる。食べ終わった頃には容器がしおしおになっている。

食後のバクダンキャンディーのゴム製容器(Chen4さん撮影、Wikimedia Commonsより)
食後のバクダンキャンディーのゴム製容器(Chen4さん撮影、Wikimedia Commonsより)

ZIP!の電話取材に応じたドライブイン関係者の話によると、商品名の由来は「製造過程でよく破裂する=爆発するから」。

「作っているときによう破裂するんですわ」
「中に液体を入れるときに結構な圧力で入れますので、入れすぎるとバァーンといっちゃいますね」

フレーバーはイチゴやレモンなど全7種類で、1本200円程度で売られているようだ。

他県民が想像したのはアレ

岡山県民は「お祭りや運動会の定番だよね!」と素朴に懐かしがっている。

ところが、はじめてバクダンキャンディーを見た他県民の中には、シルエットなどからちょっとアレな想像をした人も......。

食べる時はオリジナルを食べよう

もちろんそういう意味などまったくない健全なお菓子なので、よこしまな心を持つのはやめよう。

なお、「食べてみたい」という人のために付け加えると、類似品はいくつか出回っているのだが、それらは食べている途中で味が薄くなるようだ。元祖は「本物は違う!」と強調する。
せっかくなので、岡山に出かけたときは元祖を食したい。

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