昔は大らかだった...「美女もビックリ、アワビもドッキリ」【ローカル懐かCM】
世の中が今ほどうるさくなかった当時、ブラウン管には「過激な」映像が少なくなかった。ドラマやバラエティだけでなく、CMもそう。
今回の「ローカル懐かCM」は、岩手県の読者の方から教えていただいた「南三陸ホテル観洋」を紹介したい。
舞台は、荒波の打ち寄せる浜辺だ。そこには、いかにも新鮮な三陸の海の幸が並ぶ。
「思わず手が出るこのボリューム!」
と言いつつ、本当に手が出てしまうのだが、その先にはなんとブロンド美女の胸が。彼女、ワカメ(?)の水着を身にまとっているだけでほぼ半裸、しかも先ほどの手でそのワカメもずり下げられ、胸がほとんど露わになってしまう。
「美女もビックリ、アワビもドッキリ」
そして大写しになるのが、ぬらぬらと光ってうごめくアワビだ。情報提供者いわく、
「子供のころ見て、なぜアワビと女体が関係するのか分からなかった」
そうだが......ノーコメント。
オンエアは1980年代半ばと見られるが、当時としてもかなりギリギリなCMと言っていい。
震災からの復興を先導したホテル観洋
ところでホテル観洋がある南三陸町は、東日本大震災で最も大きな被害を受けた土地の1つだ。
ホテルも津波のダメージを被ったが、避難者を積極的に受け入れるなどして、復興の先導役を担った。また震災の風化を防ぐため、被災地をめぐる「語り部バス」を運行するなど、単なる宿泊施設に留まらない、積極的な活動を続けている。
ホテル観洋は元々、南三陸のおいしい魚介を、お客に食べてもらいたい、という思いから誕生したという。現在のCMでも、そんな海の幸への思いと、その美味しさがうたわれている。
ローカル懐かCM、まだまだ募集
Jタウンネット編集部では、上記のような「ローカル懐かCM」についての情報を引き続き募集しています。support@j-town.netに、
(1)そのCMの商品名、または企業名
(2)流れていた都道府県
(3)内容
(4)CMに関するあなたの思い出、エピソードなど
(5)(もしあれば)そのCMが見られる企業サイト、あるいはYouTubeなどのURL
(6)あなたのハンドルネーム
を送信してください。採用の場合には、Amazonギフト券300円分をプレゼントします。
〆切は、3月20日まで。あなたのご応募、お待ちしています。