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セブンVSローソン! 高知コンビニ業界で勃発した「こじゃんと戦争」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.03.10 17:48
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両陣営ともに県産食材使用をアピール

対するはローソン陣営。
高知のコンビニ業界は従来ローソンとスリーエフが大きなシェアを占めていた。しかしセブンの進攻を感じ取ったローソンは、スリーエフ中四国の親会社サニーマートを陣営に引き入れることに成功、スリーエフは次々と看板を変え、今年4月1日時点でのローソン店舗数は128に達する予定だ。

そしてセブン出店の前日、3月5日から始まったのが、「こじゃんと!ローソン」フェア第3弾。同じく「こじゃんと」という名前を冠したフェアで、セブンの進軍を迎え撃つ格好となった。

ローソンのフェア対象商品も地元産品をふんだんに使用している。高知県の豚肉を使ったカツを2枚盛った「ダブルカツ丼」、柚子味噌を和えた鶏そぼろ入りの「手巻おにぎり 柚子味噌チキン」、県産柚子ピール(砂糖漬け)を練り込んだ「メロンパンの皮とぼうしのミミ一緒にしました」など。

さらにスリーエフからローソンへの衣替えによって、人気商品「爆弾おにぎり」の発売終了が懸念されたが、(高知県内では)現在も発売されている模様。「スリーエフの長所を残したパーフェクトLAWSONに生まれ変わった」と評価する声も少なくない。

ところで、サークルKサンクス(58店舗)とファミリーマート(50同)も県内に出店している。サークルKサンクスの親会社ユニーとファミマは経営統合の交渉中だが、ブランド名が1つになればローソンに次ぐ勢力となる。
サークルK四国が開発したコンビニとカフェの融合店「K's CAFE」は、イケてるカフェとして好評を博し、東京・神奈川・愛知の一部店舗でも導入が始まっている。地方発のビジネスモデルが東京に輸入されたといっていい。

K's CAFEの公式サイトトップページ
K's CAFEの公式サイトトップページ

「三国時代」の様相を呈しつつある高知県のコンビニ業界。これから全国で起こる再編、シェア争いの縮図と言えなくもない。その緒戦というべき「こじゃんと戦争」の行方は――。

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