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寝る時に「豆電球」点けますか?アンケートに意外な地域差...共通点は「地震」!?

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2015.02.13 17:00
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夜、寝る時に真っ暗にすると、なんとなく不安で、つい豆電球を点けたままで、寝てしまう......そんな人はけっこう多いのではないか。もっとも、明るいままではまぶしくて眠れない、という人もやはり多いだろう。

というわけで、Jタウン研究所では、寝る時に「豆電球」点けますか?という、アンケート調査を都道府県別で行った(総投票数925票、2015年1月6日~2月10日)

寝る時に「豆電球」点けますか?(Jタウンネット調べ)
寝る時に「豆電球」点けますか?(Jタウンネット調べ)

真っ暗は512票、55.4%、豆電球を点けるは381票、41.2%、明るいままが82票、3.4%だった。結果が、この円グラフだ。「真っ暗」派が過半数とはいえ、「点ける」派もかなりの割合を占めていることが、確認できた。

また「点ける」派の中で、豆電球を点ける率を、各県ごとに0~25%、26~40%、41~60%、61~100%と4段階に分け、比較を試みてみた。その結果を色分けすると、上のような日本地図ができあがった。

色分けされた地図を見ると、豆電球を点ける率が高いのは、東北の中部、関西西部、四国、九州北部。一方、点ける率が低いのは、北海道、関東、中部の一部、九州南部などのようだ。

東北に「点ける」派が多いのは?

豆電球を点ける率が高かった代表的な地域を挙げながら、いくつか比較してみよう。岩手県は投票総数が6票で、点けるは66.7%、真っ暗は33.3%だった。「点ける」派が「真っ暗」派を上回っている。

岩手県(Jタウンネット調べ)
岩手県(Jタウンネット調べ)

次に宮城県は投票総数が15票で、点けるは53.3%、真っ暗は46.7%だった。ここでも「点ける」派が「真っ暗」派を上回った。

宮城県(Jタウンネット調べ)
宮城県(Jタウンネット調べ)

東京より大阪の方が「点ける」優勢

関西を見てみよう。滋賀県・京都府・三重県など東海寄りの地域が比較的「点ける」人が少ない一方、西側の地域では「点ける」傾向が強い。

大阪府は投票総数が61票で、点けるは42.6%、真っ暗は54.1%、明るいままは2票、3.3%だった。東京都(37.3%)より、大阪の方が点ける率がやや高いのが興味深い。

大阪府(Jタウンネット調べ)
大阪府(Jタウンネット調べ)

関西に近接する岡山県も比較的「点ける」が強い。投票総数が48票で、点けるは56.3%、真っ暗は39.6%、明るいまま4.2%だった。関西西部の「点ける」派の勢力圏は、だいたいこの辺までだろうか。

岡山県(Jタウンネット調べ)
岡山県(Jタウンネット調べ)

四国~九州北部に「点ける」勢力圏

四国はとくに「豆電球点ける」派が優勢のようだ。とくに目立ったのは、愛媛県。投票総数が8票で、豆電球を点けるは75%、真っ暗は25%だった。

愛媛県(Jタウンネット調べ)
愛媛県(Jタウンネット調べ)

最後は九州だ。福岡県は投票総数が19票で、点けるは63.2%、真っ暗は7票、36.8%だった。「点ける」派の優勢が圧倒的だ。

福岡県(Jタウンネット調べ)
福岡県(Jタウンネット調べ)

福岡を含め、九州北部と熊本県などは「点ける」が強い。しかし鹿児島県など南部では、後述の通り「真っ暗」が過半を占める。

北と南は「真っ暗」派だった

逆に、豆電球を点ける率が低かった代表的な地域として、北海道と鹿児島県を取り上げておこう。

北海道は投票総数が38票で、豆電球を点けるは23. 7%、真っ暗は71.1%、明るいままが5.3%だった。

北海道(Jタウンネット調べ)
北海道(Jタウンネット調べ)

一方、鹿児島県の場合は、投票総数が9票で、豆電球を点けるは11.1%、真っ暗は77.8%、明るいままは11.1%だった。

鹿児島県(Jタウンネット調べ)
鹿児島県(Jタウンネット調べ)

「南海トラフ」との関係が?

以上見てきたとおり、「点ける」「真っ暗」にはある程度の地域的な偏りが見られるものの、東北、関西、四国、九州とその集中地帯は全国に点在している。何か共通点はあるだろうか。

上の地図をもう一度見てみよう。気になるのは、関西から四国が濃い色になって続いていることだ。

ふと頭をよぎるのは、「南海トラフ」という言葉。

そういえば――と他の地域を見てみると、「点ける」は比較的海沿いの県に目立つ傾向がある。

また上記のように、東北地方では「点ける」が強いが、この地を襲った東日本大震災は記憶に新しい。関西でも、兵庫県など西側で「点ける」が優勢だが、これらの府県は阪神・淡路大震災の被害を受けている。

小さいころから「点ける」派だったという20代男性は、その理由を「『寝ているときに災害などがあっても、逃げやすい』と親に教えられたから」と語る。

1つの仮説だが、地震への危機感が強い地域では、万が一のことを警戒して、豆電球を点けて寝るようになった人が多いのではないか――?

引き続き、読者の皆さんからの情報提供をお願いしたい。

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