箱根駅伝優勝候補・東洋大学で売ってる「地ビール」がうまい! 製造元はあの有名メーカー
過去6回の箱根駅伝で4度の総合優勝を果たした東洋大学。前回の90回大会でも圧倒的な強さを見せつけて見事1位に輝いた。
東京には120以上もの私立大学がある。中堅クラスに属する同大学は"スポーツに強い大学"として知名度を上げている。陸上競技はもちろんのこと、野球やアイススケートも強い。中日ドラゴンズGMの落合博満、同一軍バッテリーコーチの達川光男、千葉ロッテの藤岡貴裕投手、2012年ロンドンオリンピック金メダリスト村田諒大(ボクシング)などは同大出身だ。
えっ、大学が地ビール!
個性的でユニークな学風と称される東洋大学だが、生協では地ビールも販売している。その名も「東洋大地ビール」だ。
同大の主なキャンパスは4つある。本部のある「白山」(東京都文京区)と「朝霞」「川越」(どちらも埼玉)、そして「板倉」(栃木県)。
筆者が購入したのは白山キャンパスの生協。電話で尋ねたところ川越の生協でも売っているそうだ。
生協では食料品や文房具、書籍、そして大学オリジナルグッズなどを扱っている。ところが地ビールは見当たらない。「ひょっとして売り切れたのかも......」。焦った筆者は店員に尋ねた。すると「少々お待ちください」といってバックヤードから地ビールを持ってきてくれた。
なかなかイケるぞ、東洋大ビール
家に帰ってラベルのデザインを見返す。
葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の1つ、「神奈川沖浪裏」を彷彿とさせる絵柄だ。東洋大学の名を世界に知らしめんとする関係者の心意気が伝わってくる。神奈川県内の東海道筋を走る箱根駅伝選手にも声援を送っているかのようだ。
ビールをグラスに注ぐ。きれいなゴールドだ。フルーティーな香りを放ちながらも、深みと苦みを合わせ持っている。
非熱処理をしており、思いっきり冷やして飲むよりも、少し温度が上がった方が旨味を感じられそうだ。アルコール度数は5%。
陸上競技部や野球部のグラウンドがあるのは工学部がある川越キャンパス。同じ川越市内には「COEDOビール」を手がける協同商事があり、実際の製造は同社が受託している。道理でうまいわけだ。ちなみに製造責任者とラベルデザインを手がけた切り絵作家は共に同大OBだとか。
2015年1月2・3日に開催される箱根駅伝91回大会。東洋大学は優勝候補の一角に数えられるが、昨年活躍したエース格の選手が今年は抜け、その分をどうカバーするかが注目されている。
見事総合優勝を果たした暁には、このビールで祝杯を挙げるのだろうか。