熊野筆の伝統受け継ぐ「化粧筆」。創業62年の歴史が生む滑らかさ
2014.12.15 07:21
62年培われた伝統技術
素材はリスの毛です。半差しという道具を使って、毛先を整えていきます。半差しの刃先を上にして悪い毛を取り除く作業が、肌にふれたときに感じる滑らかな心地よい感触を生み出しています。
会長である二代目竹森鉄舟さんも、現役で筆を作り続けています。培った伝統は、三代目、四代目へとつながり、脈々と受け継がれていきます。
竹宝堂の取締役社長である三代目竹森臣さんは「熊野の伝統を守り、なるべく忠実に良い筆を作り続けていきたい。それに新しいものをプラスできればと思っています」と語っていました。
老舗の売れ筋、化粧筆。62年積み重ねた技が、日々の暮らしに寄り添っています。(ライター:haruhana)