「日本一の寿司米」お値段約8000円也。その熱いこだわりとは?
効率優先の米作りから、品質重視の米作りへ
昨年開催された「第1回すし米コンテスト国際大会」。寿司に最も合う米を選ぶという趣旨の下、米・食味鑑定士協会が主催したコンテストで、登米市の有機栽培農家・石井稔さんが最高賞を受賞しました。日本全国から137点出品された中、日本一に輝いた石井さんのコメ作りを紹介していました。
石井さんのお米は、登米市の物産センター・遠山乃里で実際に買うことができます。その名も「極(きわみ)献上」。5kgで8000円弱というお値段は、一般的なお米の3倍~5倍ということで、日本一だけあってやっぱりちょっと高い!けれどその裏には、金額を裏付けるだけのこだわりがありました。
現在では有機栽培一筋の石井さんですが、かつては一般的なコメ作りと同じように農薬を使っていました。しかし、自分自身の体調不良をきっかけに、効率優先→品質優先へと路線転換。始めた当初は苦労の連続でしたが、時間をかけて、独自のコメ作り法を開発したそうです。
そのこだわりのひとつめは「微生物の多い土づくり」。微生物の多い土は温度が高くなり、農薬を使わなくても強い土ができるのだとか。そしてふたつめのこだわりは「田植え・収穫の時期を遅らせる」こと。一般的な田んぼに比べて20日~30日遅く、6月に田植え、11月中旬に刈り取りを行うことで、糖分の強いお米ができるのだそうです。
他にも、「苗を密集させない」ことや、「稲を天日で乾燥させる」など、効率が落ち手間のかかる作業の連続で、日本一に5年連続で選ばれるお米ができているんですね。石井さんのお米を採用しているお寿司屋さんは、横浜市保土ヶ谷区「松葉寿し」。いつか実際に食べて、違いを実感してみたいですね。(ライター:Makikinha)