廃校危機だった小学校に入学希望者が続出!? 気になるその理由は
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年11月4日放送で「六甲山小学校」について取り上げていました。
11月に入ると来春、小学校に入学するお子さんがいる家庭では本格的に入学準備が始まります。
というのも、この時期から就学前検診が行われたり、就学通知書が届くから。
私立の小学校を選ばない限り、基本的に就学通知書で指定された公立小学校に通いますよね。
ところで、児童数は減っていますが公立小学校の数はそれほど減っておらず、少人数の学校が増えています。
その一方で、1学年に1学級しかなく、通学するのも大変な"山の上にある小学校"が、逆に人気を集めているんだそうです。
わざわざ山の上の小学校に通わせる理由とは?
標高795m、六甲山の山頂近くにある神戸市立六甲山小学校は、もともと六甲山山頂に住む子供たちのために開校されました。
1958年には72人いた生徒も2001年には11人にまで減りました。
ですがその後、生徒数は増加に転じて2014年には45人にまで回復しました。
というのも、山の下の子、つまり神戸市の平野部からJRやケーブルカー、バスなどを乗り継いで通っている生徒が半数以上いるのです。
六甲山小学校は2002年、神戸市全域から児童を受け入れる「小規模特認校」の指定を受けました。
このような通いづらい学校に通わせる理由として、児童数が少ない環境でのびのび学ばせたい、少人数ならではのきめ細やかな学習を受けたいという親の気持ちがあるようです。
最初聞いたときは少し驚いてしまいましたが、豊かな自然に囲まれた「山の小学校」で、子どもを育てたい、というニーズは確かにありそうです。それでいて家は神戸市内にあるわけですから、便利もいいですし。でも、通学はちょっと大変かも......。(ライター:ツカダ)