廃校危機だった小学校に入学希望者が続出!? 気になるその理由は
2014.11.15 07:02
わざわざ山の上の小学校に通わせる理由とは?
標高795m、六甲山の山頂近くにある神戸市立六甲山小学校は、もともと六甲山山頂に住む子供たちのために開校されました。
1958年には72人いた生徒も2001年には11人にまで減りました。
ですがその後、生徒数は増加に転じて2014年には45人にまで回復しました。
というのも、山の下の子、つまり神戸市の平野部からJRやケーブルカー、バスなどを乗り継いで通っている生徒が半数以上いるのです。
六甲山小学校は2002年、神戸市全域から児童を受け入れる「小規模特認校」の指定を受けました。
このような通いづらい学校に通わせる理由として、児童数が少ない環境でのびのび学ばせたい、少人数ならではのきめ細やかな学習を受けたいという親の気持ちがあるようです。
最初聞いたときは少し驚いてしまいましたが、豊かな自然に囲まれた「山の小学校」で、子どもを育てたい、というニーズは確かにありそうです。それでいて家は神戸市内にあるわけですから、便利もいいですし。でも、通学はちょっと大変かも......。(ライター:ツカダ)