外国人の京都への不満...「免税店が少ない！」

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年9月30日放送で「京都の免税店」について取り上げていました。

外国人観光客に大人気の日本を代表する観光地と言えばやっぱり京都。

ですがある点においては、外国人にとってイマイチなんだそうです。

それは、京都でのお買い物。

外国人旅行者が買う商品にかかる消費税を免税する「免税店」は、税務署に申請して許可を受ける必要があるのですが、その数が京都は極端に少ないのだそうです。

そこで京都市では2014年度から京都の免税店を増やす取り組みを始めました。

さらに10月1日から全国的にも免税店についての制度が変わって、日本中で免税店が増えそうなのです。

外国人にとって消費税は困りもの・・・

寺町通（Amy_Janeさん撮影、Flickrより）

京都市中京区の寺町京極商店街で300年以上の営業を続けている数珠店の安田念珠店ではここ数年、中国やインドからのお客さんが増えていると言います。

なかでも外国人に人気なのが「沈香（じんこう）」や「白檀（びゃくだん）」といった香木で作った高価な数珠です。

沈香は何十万もするような高価なものなので、その消費税もバカになりません。

消費税というのは外国人にとっては関係のないものなので、「消費税分だけでも値引きをしてほしい」と言われることも多いそうです。

このように、京都でも切望される免税店。

外国人への免税手続きの説明に不安を感じる店が多いため、お店の代わりに外国語で対応する電話サービスもスタートするそうで、新たに免税店になるお店もどんどん増えていきそうですね。（ライター：ツカダ）