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結果発表!地方別「修学旅行の行き先」、あなたはどこだった?

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2014.10.10 08:00
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修学旅行――学校生活最大のイベントの1つだが、大きな関心事は「どこにいくか」。今回、Jタウンネットでは、各地方別の「修学旅行の行き先」を徹底調査した。

関西、東京、九州で70%超

Jタウンネットは2014年5月8日から10月6日までの約5カ月間、「中学校の修学旅行の行き先、どこだった?」というテーマでアンケートを実施したところ、3433人に回答いただいた。

中学校の修学旅行先で最も得票率の高かった選択肢を県別に色分けした(図表はすべて編集部が作成)

中学校の修学旅行先で最も得票率の高かった選択肢を県別に色分けした(図表はすべて編集部が作成)

全国では「関西」が一番人気で35.0%の得票率。レジャー化が指摘される修学旅行だが、歴史学習のスポットに事欠かず、宿泊先も整っている京都・奈良はやっぱり定番だ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が2001年に開園したことで、旅行プランの組み合わせがさらに豊富になったことも見逃せない。

次いで多かったのが「東京」で20.1%。東京へやって来る修学旅行生は東京ディズニーランドに立ち寄るケースも少なくなく、「その他関東」を合算すると23.3%になる。

3番目に多かったのが「九州・沖縄」で16.5%。関西や中国、四国地方の中学校だけでなく、九州の学校も旅行先に九州を選ぶことが多い。

地方別に見れば、

北海道→東北
東北→東京
関東→関西
甲信越北陸→関西
東海→東京
関西→九州
中国→九州
四国→九州
九州・沖縄→九州

がそれぞれ最多だ。

円グラフと内容は一緒だが、棒グラフで再構成して見やすくした。

円グラフと内容は一緒だが、棒グラフで再構成して見やすくした。

行き先の決め方は?

ちなみに修学旅行の行き先については、公立学校の場合、県また市町村の教育委員会の実施基準概要に定められていることが多い。

九州のある都市では日数や旅行費用等に関する目安はあるものの、旅行方面についての規定は小中高とも「特になし」。ところが首都圏の某政令指定都市だと「中学生は2泊3日、費用は6万3000円で、旅行先は京都・奈良」と具体的に決められている。

親の金銭的負担を考慮して、片道の距離が500キロ前後というのが中学校の旅行先の相場のようだ。

旅行先を決める上でカギを握る、もう一つの要素は「乗り物代」だ。JRは修学旅行生徒の運賃を50%に減額している。航空会社も修学旅行運賃を設けているが新幹線ほど安くならない。親の間からは「早割やLCCより高いってどういうこと!?」と異論が出るケースも。

定番の旅行先といえば東海道・山陽新幹線沿いの京都・東京・千葉・広島で、ここ10年ほとんど変わらないという。Jタウンのアンケート結果では甲信や北陸、四国、山陰が振るわなかったが、高速鉄道の未整備と関連がありそうだ。
2015年3月に北陸新幹線が金沢まで開業する。来年春以降、新たな潮流が生まれるかもしれない。

さて、今回の記事では地方別の行き先を紹介したが、同じ地方の中でも、県などによって微妙な地域差が存在することもわかった。来週更新予定の「Jタウン研究所」では、東日本の修学旅行先の傾向について取り上げる。

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