ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

移住はいいけど、家はあるのか?学校は? 岡山市を「下見」してみよう

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.09.05 11:30
0

人気の「岡山移住」。前回の記事(「岡山へ本気で移住したい!」けど、気になるアレコレ...給料の相場は?転職のコツは?)では、「職」に関する話題を中心に取り上げた。今回の記事では、その末尾で紹介した「下見ツアー」から話を始めたい。

ネットだけではわからない情報を

岡山市は「移住計画下見ツアー」を10月18日(土)・19日(日)に開催する。対象は県外に住む子育て世帯で、日帰りでの参加も可能。参加費は無料だが、現地までの交通費や宿泊費は自己負担となる。

town20140904okayama_shitamitour.jpg
下見ツアーの行程(岡山市ウェブサイトより)
下見ツアーの行程(岡山市ウェブサイトより)

移住者支援に関する相談は、「おいでんせぇ岡山」「子ども未来・愛ネットワーク」「岡山盛り上げよう会」の3団体が対応してくれる。団体メンバーの中には東京から岡山に映ってきた人もいて、何かと心強い。
就職・転職に関する相談は、日本人材紹介事業協会と(株)キャリアプランニングがサポートする。就職・転職市場の実情から具体的な求人の紹介まで行う。
住まいに関する相談は、地元の不動産業界の協会がブースを設ける。ネットには乗っていない具体的な情報も教えてくれることだろう。

相談会・情報交換会の会場は、岡山駅から徒歩7分の公立学校共済宿泊所「ピュアリティまきび」。サポートデスクが設置され、ツアー期間中は誰でも移住に関する相談が受けられる。
「自分は単身者なのでツアーに参加できないし......」という人は、単身で岡山市に乗り込み、相談に乗ってもらいたいときだけ「ピュアリティまきび」を利用することも可能だ。

受付はすでに始まっており、申込期限は9月19日まで。定員30名を超えた場合は抽選となる。

お試し住宅って何?

行程表の中にある「お試し住宅」が気になった人もいるだろう。場所や設備、家賃等について市の担当者に話を聞いた。

岡山駅から西に一駅の北長瀬駅(JR山陽本線)に近いところ(北区野田4丁目)に、市営住宅の一部を改修した「お試し住宅」を9部屋提供しています。
お試し住宅の目的は、県外から岡山に定住されるファミリー世帯が、仕事や住居の確保など定住準備の間、市でのファーストステップのための仮住居としてご活用いただくためです。

利用期間は原則半年ですが、現在9部屋すべて入居済みの状況となっており、空きが出た時点で随時募集を行うことになっています。平均募集倍率は約4.18倍です。
近くにハローワークや駅、スーパーなどもあることから、車がなく不便だと感じることは少ないように思います。
ちなみに、クーラーや洗濯機なども設置されており、お布団さえあればお気軽にお住まいいただけるお部屋となっています。
部屋はすべてメゾネットタイプの3DKで、家賃は1カ月当たり約1万円です。

お試し住宅はあくまでもファミリー世帯向けなので、今のところ単身者は利用できない。

ビジネスホテルやマンスリーマンションもありますが、極力費用を抑えたいならシェアハウスもあります。利用料金は1泊1500~2000円前後が多いようです(担当者)。

市は4月20日、官民共同で「岡山市移住・定住支援協議会」を立ち上げ、移住後の地域への溶け込みや心の相談なども含めた支援についても取り組んでいる。行政の立場ではサポートできない内容については民間移住支援団体につなげるよう努めているという。

漠然と岡山移住を考えているけれど、まだ情報を集めている段階なので......という人は、とりあえず岡山に旅行してみて、立ち寄り先の1つとして市の移住・定住支援室のドアを叩いてみるのもいいだろう。現地で感じた素朴な疑問をぶつけることで、岡山に関する理解がさらに深まるに違いない。

東京目線だとドライバーの運転は荒いかも...

最後に。市の担当者は岡山のご当地ルールについて教えてくれた。よくいえば個人主義的なところがあるようだ。

移住された方から「ドライバーの運転が荒い」という声を聞くことは少なくありません。
関東圏から来られる方から「適当(適度)な距離感がちょうどよい」という声もよく耳にします。おそらく、他者や近隣の方々へ過剰に干渉してこないという意味だと思うのですが......。
PAGETOP