関西人でも兵庫人でもない「神戸人」。その見分け方&意外な風習とは?
関西を語るうえで外せない阪神タイガース。その本拠地である甲子園球場は大阪と神戸の中間にあり、2都市は仲がいいのだろうと思われがちだ。ところが、「私たちは神戸人、大阪人と一緒にしないでほしい」と主張する人たちは結構いる。
●食料品はコープ(生協)で調達
日本全国にある生活協同組合(生協)の中でも、「コープさん」という名称で呼ばれているのが神戸の生協だ。セレブから庶民まで幅広く支持を受けており、組合員数は約167万人で店舗数は164と、単一の生協としては日本最大級の規模を誇る。ドラッグストアやディスカウントストアが出店している地域では苦戦も伝えられるが、「コープさんの商品なら安心」という信頼感は健在のようだ。
えっ、上履きは!?
●粗大ごみは「荒ごみ」
コープこうべが全国に先駆けて「マイバッグ運動」に取り組んできたことからすると意外だが、かつて神戸市のごみは「燃えるごみ」と「荒ごみ(燃えないごみ+大型ごみ)」、「缶・ペットボトル」の3種類しかなかった。現在ではごみの分別も6種類になり、市当局は荒ごみという言葉を使っていないようだが、市民の間では今でも「荒ごみ」が使われているようだ。他の地域で使用したら不思議に思われること間違いなし。
●学校は土足、日直の代わりに「日番」
西洋文化の影響を強く受けた神戸。小中学校のほとんどはなんと「土足」で、上履きを使う習慣がない。床のメンテナンスのため、数カ月に1度「油引き」と呼ばれるワックスがけが行われ、作業後数日間は油の臭いが教室内に漂う。服を油で汚してしまい、苦い思い出を作ったことのある人も。油引きの話題を振って相手がそれに乗ってきたら神戸人に違いない。
また、学校の日直のことを当地では「日番」(にちばん)と呼ぶそうだ。これも神戸ルール。
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●神戸ブランドは意外と「?」だが、ノートは別
神戸ビーフに神戸ワイン、神戸プリン...「神戸」の名前が付いた商品は多数販売されているけれども、それらは外向けに売り出されたもので、地元の人はあんまり買わないようだ。
しかし「神戸ノート」は別。市内のほとんどの小学生はこれを使っている。戦後の物不足の時代に市当局が開発したといわれている。神戸ノートを見せて相手が懐かしがったら神戸出身の可能性高し。
このほかにも「神戸っ子なら絶対知っているはず!」という情報があったら、Jタウンネット編集部宛に投稿していただきたい。
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