引退していた機関車が40年の時経て復活
地域の人たちもSLの復活に胸を躍らせています
SL銀河線に使用されるSLは、昭和15年から昭和47年まで山田線などで運行していたC58239蒸気機関車。盛岡の交通公園に40年間展示されていたものを1年かけて復元、SLの乗務員も半年以上かけて研修を積み、来月の本格運転に備えます。
客車には夜空をイメージしたブルーベースに星座などがデザインされており、車内は窓の上にステンドグラスがあったりと、宮沢賢治の世界をイメージしたレトロモダンな雰囲気。他にも宮沢賢治の書籍などを展示したギャラリーや、ゆっくり過ごせるラウンジ、そしてJR史上初となるプラネタリウムが楽しめる車両もあります。
このSL銀河線は、復興に向けての事業のひとつで、交通課長は「復興から立ち上がるシンボルになれば」と話していました。
SL乗務員は「子供の時に公園で遊んだSLを、まさか動かせると思ってもいなかった。大先輩機関車に負けないように、自分も頑張りたい」と熱意を表していました。
銀河線は、4/12から土日祝など釜石駅エリアを中心に運行予定。全席指定で、もうチケットは売れ始めているそうです。(ライター:Jessy)