「神大＝神戸大」が全国の常識！？ 「神奈川大」東日本でも劣勢

「神大」といえば、神戸大学と神奈川大学、いったいどちらを思い浮かべるのか――Jタウンネットでそんなアンケート企画を実施したところ、大きな反響があった。

「そりゃ神戸大でしょ。 違うの？」
「神大といえば、「神奈川大学」。 神戸大学と聞いて、神戸ならば神戸大学という大学もあってもおかしくないかぐらいの、私の認知度」（ともにツイッターより）

さて、都道府県別集計の結果は――

西日本～中部で神戸大が圧倒

図は、寄せられた回答を都道府県別に集計したものだ。

「神戸大」派は長崎など一部を除き西日本をほぼ完全制覇、さらに東日本でも、中部、北関東にまでその影響力を及ぼす。特に北陸を中心とした日本海側は、ほぼ神戸大の天下だ。

一方の「神奈川大」は、本拠地・神奈川を中心に隣接する山梨、静岡などで圧倒的な強さを見せ、東北でも優勢が目立つ。しかし優位が予想された関東でも、群馬や茨城など北部を中心に神戸大の勝利を許し、「勝利」した埼玉などでもその差は小さい。実質的な「勢力圏」は、神奈川を中心とした南関東～東海エリア、および東北の一部といえそうだ。

神奈川県内でも「神戸大」派ぽつぽつ

都道府県別の集計結果を見てみよう。

東京都では実に1676票の投票があったが、神戸大は過半数の975票（58％）を獲得、神奈川大（621票、37％）を引き離した。

神奈川県では77％がやはり「神奈川大」と回答している。地元での強さをうかがわせる一方、神戸大も21％の得票を確保している。

一方、兵庫県ではなんと神戸大が94％。神奈川大はわずかに3％に留まり、「そんな大学、あるの？」と言わんばかりの扱いだ。

兵庫に限らず、関西圏では大阪、京都と、神奈川大の得票が1割にも達していない。対する関東圏では、神奈川大優位の地域でも両者の差は比較的小さく、「神戸大」ブランドの東日本への浸透をうかがわせる。

（調査はJタウンネットのウェブアンケート「1クリック投票」を利用して、2014年2月7日～13日にかけ行った）