北海道のご当地キャラはなんとゴスロリでゾンビ
北海道の街角に今、ちょっと変わったご当地キャラが登場している。
「ご当地キャラ戦国時代」に北の大地から乗り込む「フランチェスカ」は、なんと人間ではなく、「アンデッド」だ。衣装はゴシックロリータ風、左目には眼帯を付けたアニメ調の美少女で、
「北海道発!歌って踊れるアンデッド系アイドル」
を標榜している。アニメ系のご当地キャラも最近は多いとはいえ、その中でもなかなか珍しい設定だ。
アンデッド×ご当地のテーマは「食」
北海道の企業・ハートビットが2012年に企画を立ち上げ、地元を中心とした企業とのコラボなどを行っている。イメージソングは、有名音楽サークル・IOSYSが手掛けた。
一見「ご当地」らしからぬキャラだが、アンデッドらしく食欲旺盛で、北海道の美味しいものを求めてあちこちに出没する、と設定されている。実際に地元の「痛米」のキャラに起用されるなど、ご当地食品のPRにも一役買ってきた。土方歳三や石川啄木、クラーク博士、といった北海道ゆかりの人々も、設定上の登場人物に組み込んでいる。2014年中のテレビアニメ化も発表された。
最近では道内の飲食店などでポスター展開も行うなど、一般層へのアピールも盛んで、
「このご当地キャラクターのせいで、道民全てが中二病に罹患していると思われてしまったらどうしよう...」
というつぶやきが聞かれるほど、その存在感は増してきているようだ。