世界遺産・宮島の「弥山展望台」が大リニューアル!
2013.12.12 13:21
[テレビ派‐広島テレビ] 2013年12月6日放送の「クローズアップ」のコーナーで、宮島の弥山(みせん)展望台がこの日リニューアルされ、早速登山者や観光客が眺めを楽しんでいるというニュースが紹介されました。
弥山は広島・宮島(厳島)の中央部にある標高535メートルの山で、古くからの信仰の対象になっています。ヒノキやスギ、広島県産の木材で和風な雰囲気のまま50年近く登山者を迎えてきた弥山展望台は老朽化のため、昨年11月から解体作業が始まりました。
およそ2億5000万円をかけて建設された弥山展望台。鉄骨2階建てで、1階の壁面はヒノキ、屋上周りはスギを使い、宮島の雰囲気に調和させました。登山者の一人は「今までと違って、雰囲気がある。木の香りがしていい」と感想を述べました。
台風の影響で予定より3か月遅れのオープンとなった展望台。2階部分は防護柵の安全性を高めた上で、来年中ごろのオープンを目指します。1階では、飲み物やお菓子を扱う売店も営業を始めます。
環境省の柴原祟自然保護官は、「年末年始の利用に向けて頑張ってきた。部分的なオープンだが、ぜひ眺めを堪能して欲しい」と語りました。昨年は21万人が訪れた弥山展望台。リニューアルでさらに賑わいを増しそうです。(ライター:広島っ子)