ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

日本一ハリポタ好きな日光市民 世界遺産の「霊獣」が影響?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.12.11 18:20
0

「ハリー・ポッターシリーズ」は、世界で4億部売れたといわれるファンタジー文学。通販サイトAmazonで、その最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」の予約数が日本で一番多かったのは、栃木・日光市だったという。

2位の埼玉・さいたま市や3位の千葉・浦安市を抑え、人口9万人足らずの日光がなぜ全国1位なのか。20013年12月8日に放送されたテレビ番組「スパニチ!!」(TBS系)は、その理由を探るべく現地へ向かった。

1位の理由は「書店の少なさ」ではなかった

番組が日光の住宅地で聞き込みを行ったところ、市民のハリー・ポッター本の所有率は確かに高かった。

「全巻持っています」
「嫁が全部持っている。映画も全部観ている」

日光市のレンタルビデオショップ「TSUTAYA今市店」を覗くと、DVD「死の至宝」前・後編が、1位・2位とワンツー・フィニッシュ。リリース日から2年経過しているのに全て貸し出し中で、ハリポタ愛が強いことは明らかだ。

栃木県の約4分の1の広さを占める日光市は面積だが、書店は8軒しかない。本屋がないのでネット購入者が多いのではとも考えられるが、Amazonの都道府県別本の購入数ランキングで、栃木は全国18位。書店の少なさが理由ではないようだ。

答えが見つからないまま、番組スタッフが市役所総務課に相談したところ、興味深い説が飛び出した。

「物語に不思議な生物が出てくるじゃないですか。日光市はそういう不思議な生物がなじみやすい場所といえます」

中禅寺湖は魔法魔術学校に似ている?

世界遺産・日光東照宮の建物には竜や獏などの彫刻が数多く存在するが、その中に映画と世界観を共有しているかのような霊獣も見られる。

例えば、映画「炎のゴブレット」で主人公を襲う竜は、東照宮本地堂の内陣天井に描かれている「鳴き竜」を彷彿とさせる。

また、東照宮の国宝「眠り猫」は最も有名な彫刻だが、「ホグワーツ魔法魔術学校」の副校長は猫に変身する。

それだけではない。中禅寺湖のほとりの風景は、魔法魔術学校の敷地内に広がる湖とよく似ている。そして市内のわたらせ渓谷鐡道足尾駅は、映画「賢者の石」で入学生を乗せたホグワース特急が学校に到着するシーンを想起させる。

日光東照宮の立つ場所は、日本有数のパワースポットとして知られている。ハリー・ポッターの映画製作者が当地を訪れたかどうかは定かではないが、物語のロマンを感じるにはうってつけの場所かもしれない。

PAGETOP