銚子市の「きゃべっしー」 「誤解」で猛バッシング受ける
人気絶頂のゆるキャラ、船橋市のふなっしーの「生き別れた妹」を名乗るキャラクターが登場し、ネットで激しいバッシングを受けている。
このキャラは、ふなっしーと同じ千葉県の銚子市に登場した「きゃべっしー」。全国有数のキャベツの生産地をPRする「キャベツの妖精」だ。
このニュースが千葉日報のウェブサイトに掲載されると、ネットには「ただの悪質なパクリじゃん」「銚子に乗るなよ」など批判が一斉にあがった。愛知県の田原市民まつり公式キャラのキャベゾウも、
「こんにゃろきゃべーっ!(∩`ω´)⊃)) 雑すぎるんだきゃべーっ!!!」
とツイート。きゃべっしーが「春キャベツのように身が引き締まる思いで広報活動をしたい」と抱負を述べたことについても、市民からは、
「春キャベツは締まってない。 キャベツのことも知らないくせに」
「銚子なら、鰯をモチーフにしたイワッシーだろ!」
と厳しい声があがっている。
担当者「公式ではない。今後の予定もない」
ただし、批判者にも誤解があるようだ。
銚子市に取材したところ、きゃべっしーは「銚子キャベツ大使」に任命されたお笑いコンビ「キャベツ確認中」が、任命式に「演出の一環で」かぶった自作の着ぐるみだったという。
「公式キャラクターとして任命していませんし、今後のPRイベントなどに出演する予定もいまのところないようです」(担当者)
読売新聞の報道写真では、コンビのうちキャプテン★ザコさんだけが被写体となり、きゃべっしー役のしまぞうさんは外されていた。銚子の冬の暖かさを生かした「灯台キャベツ」は、春キャベツでは全国一の生産量を誇っている。
(2013.12.5追記)銚子市は4日、市のウェブサイトに「インターネット等でお騒がせしているキャラクターについて」というお詫び文を掲載し、きゃべっしーは「お礼の演出の一つとして使用されたもの」「銚子市として公認した事実はございません」と説明しています。