ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

太川陽介と蛭子能収が旅する番組が高視聴率

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.11.12 11:52
0

俳優の太川陽介とタレントの蛭子能収が、女性タレントとともに旅をする――。それだけ聞けば「何が面白いの?」と思える異色番組が、意外な高視聴率を上げている。

テレビ東京系の「ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅」(不定期放送)は、2013年8月31日の放送で視聴率13.2%をたたき出した。交通手段は路線バスだけ。バスのない場所で炎天下を4時間歩いたり、目的地に到着しなかったりすることもある。

rosen_bus.jpg

お互いのよさを引き立てあうコンビ

人気の理由は、蛭子のダメっぷりと太川のいい人っぷりだ。元アイドルの太川は、女優の扱いも手慣れたもの。一方の蛭子は、乗り継ぎ待ちの間にパチンコ店に入ってバスに乗り遅れるなど、旅の足を引っ張っている。

蛭子は、海の幸が名物の店でひとり牛丼を頼んだり、稲庭うどんが名物の店で冷やし中華を頼んだりする。マイペースすぎる蛭子を、怒鳴ることなく引き連れていく太川の態度に、視聴者の好感度は高い。ネットには、

「太川陽介さんが、超カッコよく見えるの。太川さんは蛭子さんにブチ切れたりしないから」
「優しいし真面目だし明るいし、太川さんみたいなオッさんになりてえわ」

という書き込みも見られる。ただ、太川だけではここまで楽しい番組になっていなかったかもしれない。演出過剰な他局の旅番組では、蛭子の魅力も出なかった。

出演を断る女性タレントも

そこに割って入る女性ゲストの選定も巧みだ。8月31日の回に呼ばれたのは、女優のさとう珠緒。山形県米沢から本州最北端の青森県大間崎を、路線バスだけで3泊4日の旅をするという内容だった。

甘えキャラの彼女に、太川は蛭子と通じるものを感じたようだ。「さっきから蛭子さんと言うことが似てるよね。ヒモの結び方も似ているし」と見抜き、番組後半になると太川が「エビ子!」と呼ぶ回数も増えてきた。

十和田湖畔の喫茶店では、珠緒がすました表情で「私は場所に合わせてテンションを変えられる女なの。だから今は湖畔の女なの」と言うと、蛭子は「この人、精神状態がおかしくなっている」とバカにする。

蛭子が強烈な毒を女性ゲストに吐き散らすたび、太川は抜群の調整能力を発揮し、ことなきを得るのがお決まりだ。とはいえ人気番組にもかかわらず、女性タレントには何人にも出演を断られているらしい。

PAGETOP