【閲覧注意】長野人は「昆虫食」で長寿日本一!?
砂糖の消費量が日本一の長野県。さぞ短命な人たちが多いのでは、と思いがちだが、実は日本で最も平均寿命が長い。厚生労働省の調査によると、男性が80.88歳で、女性が87.18歳だ。
長寿の理由として、健康診断の徹底や減塩の推進のほかに「虫を多く食べているから」という説がある。
2013年5月、国連食糧農業機関(FAO)は昆虫食を推奨する報告書を発表している。ほかの食材に引けを取らない量のタンパク質、繊維質、良質の脂肪、必須ミネラルを含んでいるというのがその理由だ。
長野で広く親しまれているのが天然の地蜂(クロスズメバチ)だ。諏訪市の原田商店が販売している缶詰「蜂の子花九曜煮」は幼虫やサナギがたっぷり。大きさは7~8ミリくらいで、噛むと小エビの佃煮のような味。地元ではご飯と一緒に食べられているという。
「蜂の子寿司」というご当地フードもある。写真は寿司屋の持ち帰りメニューで、キュウリやマグロの鉄火巻と並び、蜂の子の軍艦巻きが入っている。
伊那市の農産物直売所「グリーンファーム」では、ざざむしがパックで売られている。ざざむしとは、カゲロウ・カワゲラ・ヘビトンボの類をまとめた川虫の総称のこと。見た目はともかく、味は普通の佃煮。内陸県である長野は、山に囲まれているためタンパク源となる魚の入手が難しかった。そのため昆虫食が発展していったという。不老長寿は世界の富豪の究極的な願望。ここらで「昆虫食で長生き」を打ち出してみる?