人口あたりの店舗数は全国1位! 「お好み焼き王国」広島県
総務省統計局のデータによると、人口あたりの「お好み焼き・焼きそば・たこ焼き店の店舗数」が最も多かったのは広島県でした。平成21年時点で、人口1万人あたり6.2軒。2位の兵庫県(4.3)や3位の大阪府(3.9)を大きく上回っており、広島のダントツっぷりが分かります。
「広島風お好み焼き」といえば、生地の上に麺や野菜、肉などの具を重ねる「重ね焼き」が特徴。写真共有サービスのFlickrを検索すると、数々のお好み焼きがヒットします。なかでも食欲をそそるのが、Tatsuo Yamashitaさんの作品。半熟卵が上に乗った「たむちゃん」のお好み焼きの写真が載っています。
「これだけの味を出せる店はそうない」と口コミサイトでも評価の高い「たむちゃん」が店を構えるのは、JR広島駅前・広島フルフォーカスビルの「ひろしまお好み物語 駅前ひろば」内です。ここは6階フロア全体が屋台村になっており、12店舗が軒を連ねています。
広島県内には約2000軒、広島市内だけでも約1000軒のお好み焼き店があるともいわれていますが、そんな「お好み焼き王国」を語るうえで欠かせないのが、地元で圧倒的な支持を受ける名店「みっちゃん」です。
広島のお好み焼き屋は、地元メーカーの「オタフクソース」「カープソース」「ミツワソース」などを使うお店が多いようですが、こちらの店は半世紀の時を経て完成した自前のソースを使用。Sho Hashimotoさんが撮影した写真にも、「みっちゃん」自慢のソースがたっぷりかかっています。