「『なぜ』はこちらが聞きたい」...美少女キャラ切符発売中止のくま川鉄道、ショック隠せず 市議会指摘に苦渋判断
熊本県南部の人吉市と湯前町を結ぶくま川鉄道(熊本県人吉市)は、2016年10月8日に発売を予定していた「くま川鉄道特別応援切符」の発売が4日、正式に中止となった。
特別応援切符は増収対策として、同社の観光列車「田園シンフォニー」5両をイメージしたキャラクターをデザインした1日フリー乗車券5枚一組6000円で発売予定だった。しかし、切符にデザインされた少女のキャラクターが「成人向けゲームのキャラクターに似ている」との指摘があり、発売中止に至った。
似ているとされるのは、デジタルノベルブランドLoseのゲーム「まいてつ」。くま川鉄道と人吉市を舞台にしている。その登場人物「ハチロク」と「れいな」、さらにロゴがそっくりなのだ。酷似というより、同一キャラクターが衣装を変えただけの差分(イラストの一部分が差し替えられたもの)といえそうだ。
ネット上ではこの一連の騒動をめぐり議論が白熱しているが、各々が「問題視」している点が異なるため、問題が複雑化している。そこでJタウンネット編集部は、渦中のくま川鉄道に電話取材をして中止の理由を聞いた。