子供がいる人注目...いざというとき欠かせない「子連れ防災」を学ぶ

あの東日本大震災からそろそろ4年である。あのとき現地で直面した、妊産婦や幼い子どもを持つ母親たちの困難とは、どんなものだったのだろう。一般の防災ではカバーしきれないこととは、何だったのだろう。

当時支援活動に取り組んでいた人々が、その体験を語る講演会「アクティブ防災inたきのがわ～子連れ防災のココロエ～」が開催される。災害時に子どもを守るための備えについて学ぶことができる。日時は2015年3月1日13時30分から、場所は東京・北区滝野川会館大ホールだ。

ミニレクチャー「子連れ防災のココロエ」の講師は、国立保健医療科学院主任研究官の吉田穂波医師だ。吉田医師は、東日本大震災では産婦人科医として妊産婦と乳幼児のケアを支援する活動に従事した。災害時に子どもを守るために必要なことは何か、について語る。

ワークショップ「アクティブ防災」の講師は、NPO法人MAMA-PLUG代表のロー紀子さん。被災母子体験談をまとめた「子連れ防災手帖」を出版後、子どもと一緒に生きる力を高めていける「アクティブ防災」講座を各地で行っている。当日は防災食や非常用トイレについて解説する予定だ。

申し込みは、氏名（代表者のみ）・参加人数およびそのうちの子どもの数（乳児（1歳未満）、幼児（1～5歳）、小学生以上それぞれ何人ずつか記載のこと）、連絡先を明記の上、bosai-c＠city.kita.lg.jpもしくは03-3940-3494（北区防災センター）まで送付、とのこと。定員は先着200人。

滝野川会館（jun560さん撮影,Flickrより）