「日本全国ご当地パン祭り」レポート(前編) グランプリは2年連続で静岡のグルッペ・石渡食品
ご当地グルメに目がないJタウンネット編集部です。2013年10月19日(土)、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれた「第4回 日本全国ご当地パン祭り」に行ってきました。全国のご当地パン35種類が並び、購入者の投票で人気度を競うコンテストです。
調理パンは賞味期限が短く、地方のご当地パンを東京で入手するのは、こういう機会でなければ困難です。開場1時間ほどで広い会場はパン好きでごった返し、1日で3万人の来場者があったそうです。やはり女性が多く、カップルの姿も目につきました。
参加したパンは地元で超有名なものもあれば、新作もありバラエティに富んでいます。山のように積まれたパンは、その日のうちにほぼ完売したようです。
人気投票の1位は、2年連続で静岡のグルッペ・石渡食品が受賞。昨年の「みしまコロッケぱん」から一転して、今年出品したのは「富士の湧水仕込み みしまフルーティキャロット」という新作の甘いパンでした。
静岡県産の三島にんじんを生地に練り込み、特製クリームにもにんじんのカットやゼリーを混ぜています。にんじんに似せたユニークな包装も目を引きます。
2位は、和歌山県有田市の特産品のみかんを使った「みかぱん」(鳴門屋製パン)。中には濃厚なジャムとヨーグルトのクリームが入っています。
3位の「かりかりメロンパン」は、創業60年のグンイチパン(群馬県伊勢崎市)の製造。皮は堅く、中はしっとりしています。コンビニなどで売られているメロンパンより大きく、1個でも食べ応えがあります。
食欲旺盛な編集部員に好評だったのは、4位の「三田牛すきやきパン」。兵庫県三田市にある「パンプキン」というベーカリーが作るパンです。十字の切れ目からは、黒毛和牛の三田牛が見えます。
底の生地は薄いものの、すきやきの汁は染み込まずにモチモチ感が保たれています。三田牛は脂っぽさが少なく、さすが高級食材のおいしさです。白滝やゴボウも入っていて、すきやきの味がしっかり再現されていました。(後編に続きます。)
(こちらの記事もオススメです)
【募集中】あなたの地元の「ご当地"変わり種"パン」を教えてください!