三重県「県民手帳」10年ぶりの復活、全国的な県民手帳人気に乗れるか?
三重県で2005年版を最後に廃止された県民手帳が復活する。2014年秋に、「平成27年版三重県民手帳」が発行されることになった。同県は現在、手帳を製作、販売する事業者を公募中。募集締切は7月30日まで。
県民手帳は全国40県で発行されているが、実は意外なほど人気があり、最近では隠れたベストセラーとも呼ばれている。表紙に「くまモン」をデザインした熊本県民手帳は、東京で即日完売したとのこと。徳島県の県民手帳も「すだちくん」を表紙に使ってから、県外での売り上げがぐんと伸びたらしい。
長野県民手帳は2014年度に5万7000部発行されており、部数ではおそらく日本一。長野県民なら誰でも歌えるという「信濃の国」が掲載されている。また毒キノコの見分け方や、イノシシを見つけたらどこに電話するかなども記載されているという。2015年度はさらに部数を増やす予定だ。
10年ぶりに復活する「三重県民手帳」が県民の期待に応えるものになるか? 他県民からも購入希望が出るような魅力的なものができるか? 成果を注目したい。