人気の「京都市交通局」キャラも...地方選啓発に自治体全力投球
2015.04.02 06:00
2015年4月12日、京都市議会議員一般選挙と京都府議会議員一般選挙が行われる。京都市の選挙管理委員会では、有権者に対して投票を呼びかける啓発キャンペーンを行う。
選挙啓発キャンペーン、といえば「とりあえずやってみました」式のおざなりなものも少なくない中、京都府・市はなかなか気合の入った企画を組んでいる。こんなイベントが企画されている。
例えば投票一週間前の週末には、「せんきょCAFE」がイオンモール京都Niwa広場で開催される。このイベントでは、明るい選挙のイメージキャラクター「めいすい君」が無料コーヒーとポケットティッシュを振る舞い、投票日の周知を図る。......とまあ、ここまではどこでもやる。
面白いのは、「フラッシュ・モブ」だ。4日、京都マルイ前で行われる。14時から。ダンサー10名が突然歌い踊りながら、投票への参加を呼びかけるという。選挙企画でフラッシュ・モブを取り入れるところはあまり聞かない。
他にも、地下鉄四条駅や京都駅構内でデジタルサイネージが掲載されたり、「京都さくらよさこい」第11回大会とタイアップして「せんきょ茶屋」を設置したり。また、投票率が低い若者にターゲットを絞り、映画館でのティッシュ、書店でのしおり、大学生協での箸袋など、さまざまなアイテムを用意している。
特に出色なのは、ネットで人気が高い「京都市交通局」のキャラとのコラボだろう。もともと自前のキャラではあるが、やはり若者を強く意識した起用だ。