焦って口にした無理な頼みはあえなく玉砕。そこに現れたのは......。 鹿児島県在住の40代女性・Nさんの体験。 銀行にて(画像はphotoAC) <Nさんからのおたより> 約3年前、手帳型の携帯電話カバーに地方銀行のキャッシュカードを挟んで保管していた。 携帯電話の影響で磁気が狂い、キャッシュカードがATMで使えなくなったので銀行に再発行を依頼しに行った。 すぐ再発行して貰えるだろうと安易に考えて、通帳も持たず財布には小銭しか入れてなかった。 そっけない一言 その銀行の駐車場は利用せず、普段利用する近くの商業施設の駐車場を利用した。 かなり待たされた挙げ句、行員曰く「カードの再発行は郵送で時間がかかる」。 財布の中身は数百円。駐車場代が払えない!ヤバい!! 青くなり、「カード情報でお金卸せませんか?」「出来ません」「じゃあ、せめて千円貸してくれませんか? 必ずお返ししますから! 駐車場代が払えないんです!!」 名前と携帯番号、職場名と電話番号を伝えようとするも、「お友達に電話して貸してもらえばいいじゃないですか」と素っ気ない一言......。 そこで次々と友人に電話を掛けたのですが通じません。平日の昼間。皆、勤務時間中だ......。 途方暮れ俯く私に「あの...さっきやり取りが聞こえて。良かったら使って下さい」。見知らぬ女性の手には500円玉が2枚。戸惑うも、切羽詰まってた私は有り難く受け取り、「有り難うございます。必ずお返しします。連絡先を教えてくれませんか?」。 「いいんです。私も昔お金で苦労したから。使って下さい」 名も告げずに歩き去った女性の後ろ姿に、私は頭を下げることしか出来ませんでした。 お名前は分かりませんが、あの時は本当に本当に有り難うございました。駐車場代、ちゃんと払えました。 あの時から、私は「恩送り」を努めてます。あの時の私のように、困っている人を少しでも助けられるように。 【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】 名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。 Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。 読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。 読者投稿フォームから送る 公式XのDMで送る メールで送る ※本コラムではプライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください