中学卒業まで養護施設で育った私。ある日、バス代が払えず隣の席の女性に...(福岡県・60代女性)
ずっと感謝してきました――。
福岡県在住の60代女性・Eさんが忘れられないのは、中学生時代に助けてくれた女性のこと。
養護施設で育ったEさんはその日、小学生2人を連れて町に出ていて......。
<Eさんからのおたより>
私は中学卒業まで家庭の事情で養護施設にいました。
中学2年くらいの時に小学生二人を連れて町まで散髪にいったのですが、その美容院にバスの切符を忘れてしまい、降りるはずのバス停で降りられなくなってしまったことがあります。
運転手さんに話そうかとも思ったのですがお客さんも多く話しづらくて、どうしようかと思っているうちに終点までついてしまって......。
探せるわけではないけれど
思わず隣の席にいた御婦人に現状を話しました。
そうしたら3人分のバス代を払ってくれて、その上、駅にいたタクシーにお金を渡して「施設まで行ってください」と運転手さんに頼んでくれたのです。
「気をつけてね」と言われ、あっと言う間に帰り着けるようにしていただきました。私達はお名前を聞く事も出来ないまま、お礼もそこそこに、ホッとした気持ちと、申し訳なさ、と施設に着いて怒られるのではという気持ちでいっぱいでした。
今の年齢になるまで何度も思い出しました。
探せるわけでは無いけど、せめていつかお礼が言いたいとずっと心に思い暮らしてきました。
あれからかなりの年月が経ってしまいましたが、届かないかもしれませんが、ずっと感謝してきました。あの時は本当にありがとうございました。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
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