交差点に警察官が集まっていると思ったら、一風変わった"作戦"が展開されていた......。 そんな体験談が投稿され、X上で注目を集めている。 何の作戦...?(画像はキャバリアになりたい@noodleudoonさんの投稿より) 2026年9月27日、Xユーザーの「キャバリアになりたい」(@noodleudoon)さんが投稿したのは......大根の写真だ。 大根には紙が添えられていて、そこには大きな文字で「大根絶作戦」と書かれている。 その下に記されている文章は、こうだ。 「大根絶作戦とは? 飲酒運転や交通事故が根絶するように大根をくばり、交通安全の意識の高揚を目的として実施している作戦です。したがって、この大根を食するときは、交通安全の話題をあげてもらえれば幸いです。(みんなが交通事故等にあいませんように、お互いに交通ルールを守りましょう。 大根 根絶 これが大根絶作戦です。」 ......つまりこの大根は、交通安全の啓発活動の一環として配られているもの。「大根」を配って事故を「根絶」、ゆえに「大根絶作戦」ということらしい。 シンプルながらインパクト絶大な作戦に、X上では3万7000件以上のいいね(10月2日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。 「大根で根絶はずるいw もらったら絶対守るわ」 「こういう誰も損しないユーモアはどんどんやるべき」 「ポケットテッシュとかより印象に残るし嬉しい」 Jタウンネット記者は28日、この活動の詳細を知るため、まずは投稿者に話を聞いた。 見る度、食べる度に思い出す その名も「大根絶作戦」(画像はキャバリアになりたい@noodleudoonさんの投稿より) 投稿者が「大根絶作戦」に遭遇したのは、宮城県大崎市の鳴子温泉地区にある鬼首エリアの交差点だ。 9月27日の午前10時過ぎ、現場の交差点に差し掛かったところ、警察官や交通安全協会の会員と思われる人々が集まっている場面に出くわしたという。 「何かと思って見ていたところ、ちょうど赤信号になって停車した際、前の車に交通安全協会の方が大根を渡しているのが見え、そのままこちらに来て私たちも大根をいただきました。その瞬間は頭にたくさんの疑問符が浮かびましたが、写真にあるとおり紙が付いていてダジャレだと理解して笑ってしまいました」(「キャバリアになりたい」さん) 赤信号で停車中に大根を渡された(写真はPhotoAC) 記者は9月30日、活動を主催している玉造地区交通安全協会にも話を聞いた。 取材に応じた同協会員によると、「大根絶作戦」は45年ほども前から実施されている取り組みだ。 「毎年秋の交通安全運動の際に玉造地区交通安全協会鬼首支部の行事として実施しており、大根を配っていたことから、いつからか『交通事故「大根絶」作戦』というダジャレのネーミングになりました」(同協会員) それにしても、一体なぜ大根を配ることにしたのだろうか。 同協会員によると、鬼首地区の特産物である「高原大根」のPRも兼ねているため。毎年の「大根絶作戦」で、およそ100~150本ほど配っているそうだ。 「鳴子温泉地区は秋田県と山形県との県境に位置しており、物流の主要路線として毎日多くの車両が通行していますので、大根を見る度、食べる度に『交通事故大根絶』を思い出し、安全運転に努めていただきたい」(同協会員) 交通事故の「根絶」のために、ドライバーの皆さんは、いつも心に1本の「大根」を持つことを意識してみてもいいかもしれない。