「塾からの帰り、連絡がつかなくなった小3息子。携帯に電話をかけ続けると、若い男の人が出て...」(山梨県・40代女性)
「知らない人には絶対に付いて行っちゃダメ」の教えを守って...
待つこと一時間弱。若い男の人に連れられ、息子が出てきました。その時はこっちが泣きそうでした。
連れてきてくれた男性に「ありがとうございます」とお礼を言って帰ったのですが、後になって「あっ、名前も連絡先も聞いて来なかった!!」と気づいて後悔しました。
覚えているのはニコッとした笑顔と、サンリオキャラクターのクロミちゃんのネックレスを付けておられたことです。
改めてお会いしてお礼したいけど、叶わなそうなのでこの場でお伝えしたいと思います。
あの時は本当にありがとうございました。
戻ってくるための電車を待った駅は、真っ暗で電灯が一個しかなく、「昆虫がすっごい飛んで来てやばかった」と息子が言っていました。 そんな場所で、息子が不安にならないように彼女の話をしてくれたそうですね。ネックレスは彼女とお揃いらしいよ、と息子が教えてくれました。
「ちゃんと自分からもお礼言った?」と聞きましたが、「言ったけど、お母さんが知らない人には絶対に付いて行っちゃダメって言ってたから、いつでもダッシュして逃げられるように一定の距離とってたんだ」と。
まだ小さかったし、遠くまで塾に通わせている親としては、「いつも身の回りには危険がある、信じられるのは自分だけ」と教えていましたが......。
その息子のために、本当に夜遅くに時間を割いて頂いて、これ以上の感謝はありません。
息子の長い人生の中で、初めて会った人にこんなにも気を遣ってもらい、助けていただくことは、この先もなかなか無いと思います。
お陰様で息子も高校生になり、遠くの学校まで通っています。
部活を終えて帰って来ると夜9時近くになることもあるので、「寝過ごさないようにね!!」とメールをしています。
その度に、あなたのことを思い出します。
いつも遠くから感謝しております! 本当にありがとうございました!!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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