福岡市へのふるさと納税で牛丼が〝被れる〟ようになるらしい 牛丼マニアのみなさん、いかが?
牛丼っておいしいですよね。
牛肉にタマネギ、甘辛い味付け。もう、間違いない組み合わせだ。紅ショウガとの相性もバツグン。おいしすぎるがあまり、「常にそばにあってほしい」と思っている牛丼愛好家もいるかもしれない。
そんな牛丼マニアに朗報だ。筆者はある日、こんなアイテムを発見した。
白ごはんと、こんもり盛られた牛丼の具部分。
これは一体、何なのか?
筆者がこのアイテムを見つけたのは、福岡県福岡市のふるさと納税特設サイトの返礼品紹介ページ。
その名も──「博多和牛丼な帽子」だ。
そう。この牛丼、本物ではなく食品サンプル。しかも、白米の部分がツバのように伸びて、帽子っぽい形になっているのだ。
SNS映えにうってつけ
福岡市ふるさと納税特設サイトによると、「博多和牛丼な帽子」は9万9000円を寄付することで貰える返礼品だ。
どういう経緯でこの品が返礼品になったのか。
Jタウンネット記者は2024年10月18日、同グッズを製造している食品サンプルメーカー「サンプルRiKi」(福岡市南区)代表の橋本洋介さんに話を聞いた。
橋本さんはコロナ禍をきっかけに、食品サンプルを使った帽子を作り始めた。
感染症拡大の影響で経営不振になった飲食店を応援したいという気持ちから「食品サンプルメーカーとして何か作りたい」と思ったのだと語る。
「最初は博多ラーメンで何か作ろうと思って作ったんですが、他にも色々と作っていくうちに、『博多和牛も地元の畜産農家さんたちが頑張って作っていて、美味しいんだよ』という話を聞いて。そういう人たちも応援したいなと思い、モチーフに加えました」(橋本さん)
そうして作った作品たちは、最初は交流のある飲食店に進呈するにとどめていた。
しかし、作品のことをもっと広く知ってもらいたいという思いから、2024年から食品サンプルの被り物シリーズを市のふるさと納税返礼品にしてもらったそうだ。
「一応、帽子として被ることはできますが、日差しを避けるとか外を歩くといった実用的な使い方は難しい。あくまでSNS映えなどのために使うようなアイテムです」(橋本さん)
いっそ頭から被りたいほど牛丼が好きだ、という愛好家の皆さんは、試しに1つゲットしてみては?
牛丼の他にも「博多カレーな帽子」や「かぶっちゃった!福岡トマトパスタ」「博多のオムライスな帽子」「博多グルメうな重な帽子」......といった帽子類や、「博多明太子なマルチスタンド」「博多餃子なコースター&箸置き」などの雑貨が返礼品として登録されているので、併せてチェックしてほしい。
福岡県 福岡市 食品サンプルの【博多和牛丼な帽子】