「八海山」見たことない人、意外と多い? 神々しい存在感に4000人が圧倒される
早朝、偶然出逢った、絶景
Jタウンネット記者の取材に応じた南雲さんによると、八海山はロープウェイからの雲海もとても素敵で、よく撮影するそうだ。
話題の写真を撮影したのは、2023年の10月で、「朝霧の森を撮影している際、開けた場所に出て、目の前の光景が現れました」と振り返る。早朝の自然を撮影している時に、偶然出逢ったのが、あの光景だったというわけだ。
早起きは三文の徳、という諺があるが、フォトグラファーには鉄則のようだ。良い写真を撮りたいと思ったら、朝早くから行動してみるといいのかもしれない。
ところで、Xでの反応について尋ねると、「お酒の八海山は知ってるけど、山自体は見たことがないと」のコメントが多かったという。たしかに、新潟の地酒「八海山」の美味しさを味わったことのある人は数知れず、その名声は全国に広まっているが、八海山自体を見たことがあるという人は、意外に少ないかもしれない。
そこで南魚沼市観光協会公式サイト「えちご南魚沼いいとこ自慢」や西武プリンスホテルズ&リゾートの「八海山ロープウェー」ページから、かんたんに紹介しておこう。
八海山の標高は1778メートル(というから「中低山」に分類され、それほど高い山ではない)。古くから山岳信仰の山として、修験道の信者が登ってきた霊山として崇められてきたらしい。2009年のNHK大河ドラマ『天地人』のオープニング映像では、山頂からのシーンが使用されたそうだ。
ということは当然、現在も登れるというわけで、鎖場が続くスリル満点のコースや「八海山ロープウェー」で4合目までいけるコースなど、条件に合わせて登山を楽しめるという。
「八海山ロープウェー」は登山の手段としてだけでなく、観光のために利用することも可能。
「雲海鑑賞ロープウェー」として11月10日まで毎日朝7時出発の特別便の運航がある。
また秋の紅葉シーズンの絶景は、ことのほか素晴らしいというから、八海山を見るだけでなく、八海山から見る至福を味わってみるのもいいだろう。もちろん下山後には、「八海山」を飲む愉しみも待っている......。